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アルゼンチンがブラジルとの決勝へ! コロンビアとのPK接戦を制し、28年ぶり優勝に王手

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アルゼンチンが決勝へ

[7.6 コパ・アメリカ準決勝 アルゼンチン1-1(PK3-2)コロンビア ブラジリア]

 コパ・アメリカ2021の準決勝が6日に行われ、アルゼンチン代表コロンビア代表が対戦。試合は1-1のままPK戦へ。アルゼンチンが3-2で勝利し、1993年大会以来となる優勝に王手をかけた。

 頂点まで残り2試合となったコパ・アメリカ。強豪同士の一戦で、アルゼンチンが先手を打つ。前半6分、MFジオバニ・ロ・チェルソが中盤から鋭い縦パス。FWリオネル・メッシがPA内で収め、相手選手のプレスからキープすると、マイナス方向に落とす。最後はFWラウタロ・マルティネスが押し込み、ゴールネットを揺らした。

 追いかけるコロンビアも攻勢を強める。前半8分にはMFフアン・クアドラードがPA内に進入し、左足シュート。しかしブロックに遭い、追いつくことはできない。その後もFWドゥバン・サパタを中心に攻撃を展開するが、ゴールの枠に当たるなどして、得点とはならなかった。

 0-1で前半を折り返したコロンビアは次々と交代カードを切る。後半25分には4人目の交代としてサパタを下げ、FWミゲル・ボルハを入れた。すると、流れが変わったか、直後に同点に追いつく。

 コロンビアは後半26分、中盤のFKに反応したMFルイス・フェルナンド・ディアスが左サイドをダッシュ。そのままPA左の深い位置に食い込んでいくと、相手のマークを受けながらも右足のつま先でボールを浮かせる。角度のないところからゴールのファーに流し込み、待望の同点弾とした。

 PK戦にはしたくないアルゼンチンは、後半28分に決定機。相手のパスミスを奪い、途中出場のMFアンヘル・ディ・マリアがカウンター。飛び出したGKダビド・オスピナもかわすと、フリーのラウタロにパスを出す。しかし、ラウタロのシュートはゴールライン上に詰めたMFウィルマル・バリオスにブロックされ、勝ち越しのチャンスを逃してしまった。

 終盤はアルゼンチンが攻撃を仕掛けるが、単調な形が増え、ゴールには結びつかない。時間はそのまま90分間が過ぎ、勝敗はPK戦に委ねられた。

 コロンビアは2人目のDFダビンソン・サンチェスがGKエミリアーノ・マルティネスに止められる。しかし、アルゼンチンも2人目のMFロドリゴ・デ・パウルが大きく外してしまう。コロンビアの3人目はDFジェリー・ミナ。しかし、このシュートもE・マルティネスにセーブされた。さらに5人目のMFエドウィン・カルドナもE・マルティネスに阻まれる。

 コロンビアが3人失敗して敗戦。アルゼンチンが3-2でPK戦を制し、ブラジルが待つ決勝に駒を進めた。

●コパ・アメリカ(南米選手権)2021特集ページ

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