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定位置奪取に燃えるGK大迫敬介「自分の力を示していきたい」

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U-24日本代表GK大迫敬介(広島)

 東京五輪メンバーには選出された。しかし、し烈なポジション争いはまだ続いていく。U-24日本代表GK大迫敬介(広島)は、今後予定されている2つの国際親善試合でのアピールに燃えている。

 5日から東京五輪に向けた事前合宿がスタート。2日目には攻守に分かれて戦術を確認し、ハーフコートでのゲーム形式の練習が行われるなど、ハードなトレーニングが続いている。練習中には森保一監督や横内昭展コーチから激しい指示が飛ぶなど、緊張感もあり、大迫自身も「内容の濃い練習ができていると思う」と充実感を漂わせる。

「一人ひとりが緊張感を持ってやれている。でも、変に硬くなり過ぎず、良い雰囲気で練習に取り組めていると思う」

 東京五輪メンバーには大迫とともに、GK谷晃生(湘南)が選出された。しかし、今大会に限って、各試合の登録メンバー18人は、バックアップメンバーを含めた22人から試合ごとに選出されることに。そのため、GK鈴木彩艶(浦和)も出場の可能性を広げ、定位置争いはし烈を極めることになった。

 本大会までの限られた時間の中でのアピールは不可欠。それは、大迫も承知している。12日にU-24ホンジュラス、17日にはU-24スペインとの国際親善試合が控えており、「力のある国と対戦できるので、力を試すチャンス、五輪本番に向けてアピールできるチャンスだと思う。自分の力を示していきたい」と意気込んだ。

「ずっと目標にしてきた舞台」という東京五輪本大会でピッチにたつためにも、まずはチーム内での競争を勝ち抜く。

(取材・文 折戸岳彦)
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