[7.8 ACLグループI第5節 大邱1-3川崎F タシケント]

AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は8日、グループリーグ第5節を行い、川崎フロンターレは大邱FC(韓国)を3-1で下した。FWレアンドロ・ダミアンがハットトリックを達成。川崎Fは5連勝を飾り、最終節を残してグループ首位通過を決めた。

　I組首位川崎Fと2位につける大邱が激突。川崎Fは第4戦のユナイテッド・シティ戦(○2-0)からGKチョン・ソンリョン、DF車屋紳太郎を除く9人をスタメンに戻した。試合は前半26分、大邱がカウンターの流れからチャンスをつくり、MF西翼がミドルシュートでゴールを強襲したが、わずかにクロスバーを越えた。

　すると、川崎Fが試合を動かした。前半34分、浮き球パスで右サイドを抜け出したMF旗手怜央が深い位置から折り返すと、反応したFW三笘薫が相手DFをかわして決定的な右足シュート。これは惜しくも右ポストを叩いたが、こぼれ球に飛び込んだレアンドロ・ダミアンがダイビングヘッドで押し込んだ。

　先制に成功した川崎Fはゆりかごダンスでゴールを祝福する。しかし、大邱FCも反攻を強めると、前半43分、右サイドからFWアン・ヨンウがクロスを供給。すると川崎Fの選手が被ってボールが流れ、FWエジガルが胸トラップから左足でネットを揺らし、前半のうちに試合を振り出しに戻した。

　後半、川崎Fは攻撃のギアを上げ、同11分にはMF脇坂泰斗のシュートがクロスバーをヒット。惜しくもチャンスを逃したが、後半19分には脇坂が途中出場のMFイ・グノにプレッシャーをかけ、高い位置でミスを誘発。こぼれ球に反応したレアンドロ・ダミアンが右足シュートを突き刺し、勝ち越しに成功した。

　FWセシーニャの決定機はGKチョン・ソンリョンが冷静に防ぐと、川崎Fは最後まで攻撃の手を緩めない。後半42分、左サイドを突破した三笘が鋭いドリブルで守備網を破り、マイナス方向にラストパス。レアンドロ・ダミアンがダイレクトで合わせ、ハットトリックを達成した。川崎Fは3-1で勝利し、5戦全戦勝で首位通過が決定。11日に行われる第6節では北京FC(中国)と対戦する。

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