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MF三好康児が挙げた“金メダル”のカギは「流動性」に「頭」

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U-24日本代表MF三好康児(アントワープ)

 U-24日本代表の三好康児(アントワープ)がオンライン取材に対応した。

 8日にあった静岡産業大と練習試合(45分×2本)に出場した三好。6月のU-24日本代表親善マッチで2列目に入った久保建英(レアル・マドリー)と堂安律(PSV)が流動的にポジションをチェンジしてチャンスを量産したことを踏まえ、プレーのイメージを思い浮かべている。

「タケ(久保)とリツ(堂安)に関しては、6月から2人でポジションを変えていることが多くなっている。そこに自分が入った時は2人を見ながらポジションを取る。そこはお互いの良い部分を引き出すようにポジションを取り続けられればと思う」

 久保と堂安に加えて三好が入ることになれば、左利きが2列目に並ぶことになる。チームでも代表でもなかなか見られない組み合わせとも言え、攻撃面で意外性が生まれる可能性もありそうだ。三好は、「その中で個人で打開していくところや、どこに人数をかけるか、スペースを有効活用する意味では自分は入りすぎないようにするとか、そこは相手を見ながら判断したい」と、バランスを取る必要性にも言及する。

 関東では梅雨の終わりが近づきつつあり、気温と湿度の上昇を肌で感じる時期になってきた。実際に三好も、8日の練習試合では「暑さを感じた」という。日本特有の蒸し暑さの中での試合とあらば、求められるのはクレバーに試合をコントロールしていくこと。

「90分戦うための準備をするが、その中で頭を使うところが必要。ゲームをコントロールして、仕掛けていくところと、ボールを持って時間を使うところを考える。相手もあるが、チーム全員で共有しなければ戦うことはできない」

 グループリーグ初戦から決勝まで進めば17日間に6試合を戦うことになる。「金メダルを獲るまでに6試合あると考えれば総力戦になる。全員が自分の仕事にフォーカスして、最初から出るために準備をするのもそうだし、途中から出るのも重要。役割を理解してそこに自分の力を注げるように準備していきたい」と前を見据えた。

(取材・文 矢内由美子)
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