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静岡学園は巧くてデカい、そしてゴールも求める大型CB伊東進之輔がヘディング弾!

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後半14分、静岡学園高はU-18日本代表候補DF伊東進之輔が勝ち越しヘッド

[7.10 プリンスリーグ東海第10節 常葉大橘高 2-3 静岡学園高 常葉大橘高G]

 190cm近い長身を持つ大型CBが待望のヘッド弾だ。1-1の後半14分、静岡学園高は左SB野村海翔(3年)の左CKをU-18日本代表候補DF伊東進之輔(3年)が頭で合わせて勝ち越し。「ずっと決めていなかったので、リーグ戦は初。やっとです」と微笑んだ。

 この日は先発に180cm台の選手が4人いたこともあり、CKはゴールエリアで勝負。そこへ野村から良いボールが入り、伊東が打点の高さを活かして決めた。元々前からのボールに対するヘッドは強かったが、横からのボールも練習を重ねたことで成長中。「ひたすら野村とかに蹴ってもらったりというのはありました」という成果も発揮しての一撃だった。

 長身に加え、足元が非常に柔らかい伊東は、Jクラブも獲得を目指している大器だ。この日も正確にボールを動かし、また果敢なドリブル、スルーパスを狙うなどビルドアップの中心の一人に。守備面では連係の乱れもあったが、DFラインで大きな存在感を放っている。

 そのDFは武器としてセットプレーからのゴールを加えたい考え。「これだけ身長あって、(チームからも)CKで一発取って欲しいという。取れたらチームとしても楽になるし、身長の高さというのは長所なので、それを活かさないといけない」と力を込めた。

 注目の進路については、「人生の大きな分かれ道だと思うので」熟考中。まずは目の前の一試合一試合に集中し、勝利に貢献することを考えている。次戦は17日に延期されたJFAアカデミー福島U-18とのプリンスリーグ東海1位・2位対決。「リーグ戦はプレミアという目標がある。1位・2位対決ということもあるので、気合い入れて頑張りたい」と意気込んだ。

(取材・文 吉田太郎)
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