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中山雄太は左サイドバックとして成長中「どの選手とも歯車を合わせられたら」

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U-24日本代表MF中山雄太(ズウォレ)

 東京五輪に向けて、MF中山雄太(ズウォレ)はU-24日本代表の左サイドバックとして進化を目指す。

 これまでは左利きの守備的ユーティリティーとしてボランチやセンターバックの位置で出場してきたが、東京五輪は左SBが主戦場となる見込み。ホンジュラス戦も左SBで先発すると、課題としていた攻撃面でもチームに貢献。「僕自身、日々の成長というところで練習からも探り探り、チャレンジした中でエラーをしながらもやるということを続けている」。試行錯誤しながらSBとして進化を遂げ、東京五輪に挑む覚悟だ。

「見ている先というのはまだまだ上にありますし、そこに近づくためにやることは変わらない。ハーフタイムにも逆サイドですが(酒井)宏樹くんに『ああいうときにはどうしたらいいですか』と聞けるので、自分の中でも少しずつですが、積み上げられている部分がある。本選中もそうですが、まずは本選までにしっかりとより良くなっていく意識でやっていきたいなと思います」

 ホンジュラス戦は左サイドでMF三好康児(アントワープ)と縦関係のコンビを組んだ。MF相馬勇紀(名古屋)、MF三笘薫(川崎F)を含め、サイドバックとしての連携は構築中。だが、長い間このチームの主軸でプレーしてきただけに、それぞれのスタイルを熟知し、特長を生かすイメージがある。

「康児とは縦のラインで組むというのはあまりなかったですが、テクニックがあってタメもつくれる選手なので、できるだけ1人にさせないことを意識しました。逆に、相馬は1人ではがせる力が特長。どちらかというと1対1で打開する力が彼にはあるので、そこが意識している部分でした」

 三笘についても「1人で打開していく力のある特長の選手だと思いますが、その特長の出し方が相馬と違う」としたうえで、「まずは自分の中の問題をしっかりクリアにしつつ、どの選手とやっても歯車を合わせられたら」と急成長を誓った。

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