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左足から放たれたキャノン砲…惜しくもゴール逃したMF遠藤純「FWで出たからには点を取らないと」

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なでしこジャパンMF遠藤純

[7.14 MS&ADカップ 日本女子 1-0 オーストラリア女子 サンガS]

 ピッチに送り込まれたのは、1-0とリードして迎えた後半17分。与えられた時間の中で、なでしこジャパン(日本女子代表)MF遠藤純は十分な存在感を示した。

 最前線に入ると、いきなり見せ場。左足から放った強烈なミドルシュートがゴールを襲う。相手GKに触れられたボールはクロスバーを叩き、得点には結び付かなかったものの、強烈なインパクトを残した。

「GKを見た中で、ミドルシュートを意識していた。入ってからすぐにチャンスの場面で振れたのは、自分の中ですごい良かったと思う」と語りつつ、「でも、ああいうチャンスを無駄にしないように、練習からもっとゴールに対する強さを見せていかないといけない」と続けた。

 その他の場面でもパスを呼び込み、ゴールに迫ったが自身に得点は生まれず。「チームとして1-0で勝てて良かったし、個人としても多くのチャンスを作れたけど、FWで出たからには点を取らないといけない場面が多かった」と悔しさも滲ませた。

 初戦カナダ戦まで、残された時間は限られているがゼロではない。「初戦までに積み上げていきたい。自分自身としてもまずは自分に勝ち、相手に勝って、勝利に近付けるようなプレーを五輪で見せられたらと思う」。21日の本大会初戦カナダ戦に向けてコンディションを上げていく。

(取材・文 折戸岳彦)
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