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過去に「スモールクラブ」発言も…ベニテス「これからはエバートンのために」

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エバートンの指揮官に就任したラファエル・ベニテス監督

 エバートンの新監督に就任したラファエル・ベニテス監督が、自身に向けられた脅迫的なバナーについてコメントした。『スカイスポーツ』が報じている。

 ベニテス監督は、今年1月に中国スーパーリーグの大連プロフェッショナルとの契約を解除。レアル・マドリーへ復帰したカルロ・アンチェロッティ監督の後任として、エバートンの指揮官に就任している。

 しかし、過去にはマージーサイドの宿敵リバプールで指揮を執っていたこともあり、一部のエバトニアンはベニテス監督の就任に反発。「お前がどこに住んでいるかは知っている。契約するな」といった脅迫的なバナーも掲載されていた。

 就任後初の記者会見に臨んだベニテス監督だが、バナーについて問われると「多くのサポーターが監督就任をポジティブに受け取っている」とし、エバートンでの活躍を誓った。

「私の周りのエバートンサポーターは、とても喜んでいて協力的だ。リバプールのサポーターも、私がプレミアリーグに戻ってくるチャンスだと受け入れてくれている」

「バナーについてだが、彼らと話すこともできる。ただ、それ以上に多くの人々が私を励ましてくれているし、そういうポジティブなことを考えるべきだ」

「サッカーとはとても感情的なもので、誰もがそれぞれの意見を持っている。私にとっては挑戦であり、プレミアリーグでいい結果を残して、このチームが競争的であることを示すチャンスだ」

 会見では、リバプール時代のベニテス監督の発言に関する質問も。2007年に行われたマージーサイドダービーの後にベニテス監督がエバートンを「スモールクラブ」と表現したことについて問われたが、「それは文脈によるし、ずっと昔の発言だ」と説明。今後はエバートンのために全力を尽くすと誓った。

「そして誰もが自分のクラブのために戦っている。これからはエバートンのために戦う。1試合ごとにベストを尽くすつもりだ。このクラブがどんどん大きくなっていくのは本当に嬉しいよ」

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