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上田が実戦復帰も、三笘の現況は…反町技術委員長「22名、そのままの形で本大会に入っていければ」

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反町康治技術委員長

 日本サッカー協会(JFA)の反町康治技術委員長が18日、オンラインで取材対応を行い、現時点でメンバー22名に変更はないことを明言した。

 7月5日から東京五輪本大会に向けて、事前合宿をスタートさせたU-24日本代表。6月シリーズではU-24ガーナに6-0、ジャマイカ戦では4-0と大勝してきたが、12日のU-24ホンジュラス戦では3-1の勝利、17日の優勝候補U-24スペイン戦を1-1のドローで終えた。

 ホンジュラス、スペインともに東京五輪出場チームであり、反町技術委員長は「ホンジュラス戦、スペイン戦を見られたと思うが、五輪に出てくるチームは6月のように一筋縄にはいかない。それは、本大会に向けても同じように捉えている」と気を引き締め直している。

 スペイン戦では、合宿初日から別メニュー調整を続けていたFW上田綺世(鹿島)が実戦に復帰。「上田綺世も怪我で状態が上がらなかったが、昨日の試合を見ても分かるように、十分戦力としてやっていける感触をつかんでいる」と語っており、復帰への道を着実に歩んでいる。一方で、気になるのは12日に合流したMF三笘薫(川崎F)のコンディションだ。

 ウズベキスタンで開催されたACLグループリーグを戦い、12日に合流したものの、右太ももの張りを訴えて別メニューでの調整が続いている。しかし、反町技術委員長は「残す」と明言した。

「合流後に検査して状態を確認したところ、メンバーを差し替えるところまで至っていない全治なので残す。怪我が治ったらすぐにできることはなく、治療しながらリハビリに努めて、早く現場でやれるように努力することが我々の大きな仕事。グループリーグは3試合あるが、それには間違いなく間に合うと感じている」

 昨日のスペイン戦を最後に、トレーニングパートナーを務めていたパリ五輪世代6選手はチームを離れた。残るは東京五輪本大会を戦うメンバー22名。そして、現時点では、その22名で本大会に向かうことになる。「22名、そのままの形で本大会に入っていければと感じている。ただ、日数はあるので、良い状態を保ちつつ、初戦に向かっていきたい」と22日の初戦・南アフリカに照準を合わせて調整を進めていく。

(取材・文 折戸岳彦)
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