beacon

バルセロナ、ピケら4選手と減俸の交渉スタートへ…年俸半額を受け入れたメッシに続くことを期待

このエントリーをはてなブックマークに追加

 財政難に苦しむバルセロナはこれから、主力選手たちとの減俸の交渉に取り組んでいくようだ。スペイン『マルカ』が報じている。

 DFエリック・ガルシア、FWセルヒオ・アグエロ、FWメンフィス・デパイのフリーでの獲得、給与支払いのためゴールドマン・サックスから5億2500万ユーロの融資取り付け、戦力外の選手たちを総額3150万ユーロで売却、FWリオネル・メッシとの再契約交渉で合意……。財政難の中で着実に歩を進めるジョアン・ラポルタ会長のバルセロナだが、ここからは報道されているFWアントワーヌ・グリーズマンやMFフィリペ・コウチーニョの売却のほか、高年俸の選手たちと減俸の交渉を行なっていく見込みだ。

 減俸の対象とされるのはDFジェラール・ピケ、MFセルヒオ・ブスケッツ、MFセルジ・ロベルト、DFジョルディ・アルバの4選手。現在マテウ・アレマニーSD(スポーツディレクター)は以上の選手たちに減俸の必要性があることを知らせている段階で、今から交渉を本格化させるとみられる。彼らとの交渉はメッシが年俸半額での再契約で合意した後に開始することを予め計画していた模様だ。その理由は、主将メッシが年俸半額に合意したならば他選手たちも減俸を受け入れざるを得ない、とのロジックが働くためであるという。

 ラポルタ会長がメッシに続かざるを得ない状況を生み出そうとしたのは、やはり4選手が減俸への抵抗感を持っているためだったようだ。選手たちはパンデミックがクラブに打撃を与えたことを理解しながらも、しかし財政危機についてはジョゼップ・マリア・バルトメウ前会長率いる前理事会の経営が問題であったと考えている様子。その証左は、ほかのビッグクラブも同様に問題を抱えながらもバルセロナほど切迫した状況ではないため、とのことだ。

 また減俸の額については、40%ほどになるとの報道もあったが、現時点では明確なパーセンテージは出ていないようだ。アレマニーSDはまもなく代理人たちとの話し合いを始めるようだが、提示しなければならない条件が複雑で(ここまでの給与未払い分に関する交渉も必要)、なおかつEUROに出場した選手たちがまだバルセロナに合流していないこともあるため、合意までの道のりが簡単どころか長く険しくものになることを予想しているという。

●ラ・リーガ2020-21特集


世界のサッカー情報はgoal.com

TOP