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インテル、ウルグアイ代表MFナンデスと個人合意か…インザーギ監督も獲得を要望

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 インテルは、カリアリに所属するウルグアイ代表MFナイタン・ナンデスの獲得へ向けて、選手と合意に至ったほか、指揮官シモーネ・インザーギのゴーサインを得た。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が20日、報じている。

 新指揮官インザーギの下、再出発を図る王者インテルは今夏、カリアリに所属するウルグアイ代表ナンデスの獲得を検討。買い取りオプション付きのレンタルでの獲得を希望し、選手の合意もとりつけた。しかし確実な現金化を望むカリアリは、インテルの示した条件に難色を示している。

 そんな中、インテルのジュゼッペ・マロッタCEOとカリアリのトンマーゾ・ジュリーニ会長は、両者ともに21日に行われるレーガ・カルチョの会合に出席する見込みとなっており、この際に直接、議論を行い、両クラブにとって最善の解決策を模索すると見られている。

 コパ・アメリカで主役級の活躍を見せたばかりのナンデスは、かねてより今夏のステップアップを希望しており、チャンピオンズリーグに出場するビッグクラブへの移籍を求めてクラブにもその意向を伝えている。17日には、すでに将来的な完全移籍へ向けて、インテルと年俸300万ユーロ(約3.8億円)の4年契約で合意に至っている。

 一方、インテル指揮官のインザーギは、国際経験豊かで勝利のメンタリティを持ち、中盤の複数ポジションをこなせるナンデスが「理想的な補強」であると考えている。インザーギは、アクラフ・ハキミの後釜としての起用を検討しているが、ラジャ・ナインゴランやルシアン・アグメ、アルトゥーロ・ビダルの退団の可能性が迫る中、ナンデスは中盤のローテーションにおいて貴重な存在になるとみられる。

 インテルはまた、ピエロ・アウジリオSD(スポーツディレクター)が19日、カリアリのステファノ・カポズッカSDと接触。ナンデスの去就だけでなく、すでに基本合意が伝えられているダウベルト・エンリケのカリアリ移籍についても話し合いを行い、細部の詰めを行ったとみられる。今後の動向は注目されるところだ。
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