beacon

内田篤人が教える“1対1の守備”「上手くなるためには、遊びでもいいから場数を」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 内田篤人氏のDAZN冠番組『Atsuto Uchida’s FOOTBALL TIME』内で7月からスタートした大型企画「PLAYERS LAB(プレーヤーズ・ラボ)」。第4回の配信が22日に始まり、「1対1の守備」というテーマで内田氏が対人守備を伝授した。

▶“初月無料”DAZNで『Atsuto Uchida's FOOTBALL TIME』を見る

 今回は内田氏と、ロケ地の上武大サッカー部の監督を務める岩政大樹氏、同大のトップチーム選手が出演。内田氏は冒頭で対人戦の重要性について「最終的にそこ」と強調した上で「ドイツでは特に、海外では1対1のことは言われる。あんまりカバーという意識はない。俺が目の前の相手に負けたらクビが飛ぶよ、と。どこか別のチームに飛ばされるというだけ。非常にシンプル」と位置づけを説明した。


 最初のメニューはピッチの横幅を4レーンに分け、1対1のトレーニング。守備側がボールを奪うか、攻撃側がシュートを打つまで続けられる。なお、守備側はペナルティエリアに入ればレーンを越えて移動しても良いルールとなっている。


 内田氏は大学生に向けて「基本的に足を揃えちゃいけません。どっちでも行かれちゃうので、GKに対して外に外に追い込むようにディフェンスします」とアドバイス。『GKと2対1』という意識を落とし込みつつ、「アザールとかリベリーならわからないけど、日本でやっている限りは外に追い込めば大丈夫」と語った。


 またサイドバックでプレーしていた内田氏と、センターバックの岩政監督とでは「体の向きの角度が違う」という。中央では角度をやや小さくし、背中を取られないような配慮が求められるようだ。また内田氏は後ろ重心にならず、細かいステップを踏みながら対応する体勢も実演。選手からは「経験値が違うのでタメになります」と前向きな反応があった。


 次のメニューは1対1の守備をグループ守備に応用した3対2。数的優位の攻撃側が素早く攻めてくるのに対し、守備側は相手の選択肢を限定しながら粘り強く守ることが求められるトレーニングだ。


 内田氏は「ゴール前で3対2だったら大チャンスだよね。できるだけ手数をかけずにシュートまで持っていきたい」と狙いを説明し、「日本はよく(味方に)当てたら回れっていうじゃない?でも海外は違うのよ」と指摘。ゴールに向かって鋭く前進していく姿勢を求めていた。


 また攻撃側はシュートを打った選手が一人減るルールとし、守備側の選手がピッチ外から新たに入ることで、攻守の切り替えを実施。連続性を盛り込むことで、より強度の高いメニューとなる。


  内田氏はエンディングで「結局、上手くなってくるのは全体練習が終わったあとの自主練なんですよ。僕もそうだったけど、そこでしか上手くならない。1日1時間半のみんなで集まってやる練習なんてボールを触る回数は限られているので、上手くなるには遊びでもいいから場数をこなしていくのが一番いいかな」と指導。実際に収録終了後には、大学生がピッチに残って1対1に励む姿も見られた。(トレーニングの模様はこちら)

 この日、指導をしながら普段と異なる選手たちの姿を見つめた岩政監督は「練習を見ていて選手たちの意識レベルが変わると、スピード感も変わるし、全体の空気感も変わってくる。これが日常になると、俺たちも鹿島でも経験させてもらったけど、それだけでレベルが上がっていって、そのスタンダードが変わることで歴史が変わっていく」と手応え。「見ているみなさんもどれだけ毎日のちょっとしたことを突き詰めるかで変わっていきます」と視聴者に向けてメッセージを送った。




▶“初月無料”DAZNで『Atsuto Uchida's FOOTBALL TIME』を見る

Sponsored by DAZN

TOP