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スウェーデン、アメリカに続いて豪州も撃破! 圧巻4ゴール&守護神PKストップ

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[7.24 東京五輪GL第2節 スウェーデン 4-2 オーストラリア 埼玉]

 東京五輪のサッカー女子は24日、グループリーグ第2節を行い、スウェーデン対オーストラリアの好カードは激しい撃ち合いの末、スウェーデンが4-2で勝利した。初戦で前回W杯王者のアメリカを3-0で下していたスウェーデンはこれで2連勝。準優勝となった前回大会に続いての決勝トーナメント進出をほぼ確実なものとした。

 序盤からボールを握ったのはオーストラリア。それでも前半20分、先に試合を動かしたのは強固なブロックディフェンスを見せていたスウェーデンだった。中盤でのボール奪取からカウンターをスタートし、右サイドを突破したMFソフィア・ヤコブセンがグラウンダーのクロス。ファーから飛び込んだFWフリードリナ・ロルフォがダイレクトで決めた。

 スウェーデンはその後もオーストラリアにボールを持たせつつ、中盤でのボール奪取からカウンターを狙うサッカーを展開。それでもオーストラリアは前半36分、左サイドを攻め上がったFWキアー・サイモンのクロスからFWサマンサ・カーが相手DFの背中を取りながらヘディングシュートを放つと、GKが弾いたボールがゴールラインを越え、同点に追いついた。

 ファーストシュートが入って勢いに乗るオーストラリアはさらに前半40分、スルーパスに抜け出したS・カーが後方から足を踏まれ、ペナルティエリア内で倒される。だが、主審のホイッスルは鳴らされず。1-1のままハーフタイムを迎えた。

 そして後半3分、早々に試合が動いた。オーストラリアは左サイドを駆け上がったMFケイトリン・フォードがゴール前にハイクロスを送り込むと、やや前のめりになったGKの裏を取ったS・カーがフリーでヘッド。無人のゴールに突き刺して逆転に成功した。

 ところがスウェーデンも譲らない。後半7分、自陣でのビルドアップから華麗なターンを見せたMFフィリッパ・アンヘルダルが前線にスルーパスを送り、ヤコブセンが右のハーフスペースを抜け出すと、グラウンダーでの折り返しにFWリーナ・フルティグが反応。相手DFを振り切ってワンタッチで押し込み、再び同点となった。

 さらに後半18分、スウェーデンは後方からのパスを受けたロルフォが前を向き、ゴール正面約20〜25mの位置から左足を一閃。豪快なミドルシュートを突き刺し、再び逆転に成功した。ところが同22分、オーストラリアはエリア内で切り返したフォードがアンヘルダルに足をかけられて転倒。VARの介入を経てPKを獲得した。

 それでも後半24分、このPKをサム・カーが蹴るも、やや甘いコースに入ったキックはスウェーデンのGKヘドウィグ・リンダールが右手でビッグセーブ。絶対的エースの進撃を止めたスウェーデンは後半36分にも途中出場MFスティーナ・ブラックステニウスが決め、4-2で勝利した。最終節ではスウェーデンがニュージーランド、豪州がアメリカと対戦する。

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