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なでしこ崖っぷち…イギリスの猛攻に耐え切れず、ヘディング一発に沈む

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なでしこジャパンはイギリス代表に敗れた

[7.24 東京五輪GL第2節 日本女子 0-1 イギリス女子 札幌ド]

 なでしこジャパン(日本女子代表)は24日、東京五輪GL第2節でイギリス女子代表と対戦。前半をスコアレスで折り返した試合は、後半29分にイギリスにゴールを奪われ、0-1の完封負けを喫した。勝ち点1と厳しい状況のなでしこは、27日の第3節でチリ女子代表と対戦する。

 なでしこは21日の初戦カナダ戦(△1-1)から先発5人を変更し、4-2-3-1のシステムを採用。GKに山下杏也加、最終ラインは右からDF清水梨紗、DF熊谷紗希、DF南萌華、DF宮川麻都を並べ、ドイスボランチにはMF中島依美とMF林穂之香を起用。2列目は右からMF塩越柚歩、MF長谷川唯、MF杉田妃和、1トップにはFW田中美南が入る。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤からイギリスにボールを保持される展開となるが、集中力を高く保つなでしこは簡単に好機を作らせず。1人がかわされても、すぐさま2人目が反応。粘り強く対応することで、イギリスの選手をPA内まで侵入させない。攻撃に移っても、効果的な仕掛けができず。シュートもミドルレンジから狙うしかない、厳しい時間帯が続く。

 しかし、徐々に日本がペースをつかみ始める。前半32分にはカウンターからゴールに迫る。ボールを運んだ塩越からパスを受けた田中がPA外から狙うも、シュートはわずかにゴール左に外れてしまった。

 0-0のまま後半を迎えると、同10分に日本ベンチが動き、塩越に代えてFW籾木結花を投入。さらに同22分には田中、林に代えてMF遠藤純、MF三浦成美をピッチへと送り込む。しかし、後半29分にイギリスに先制点を献上。左サイドからDFルーシー・ブロンズが送ったクロスをFWエレン・ホワイトにヘディングで合わせられてネットを揺らされ、スコアを0-1とされてしまった。

 後半35分には中島に代えてFW岩渕真奈を投入し、状況を打開しようと試みる。しかし、最後までイギリスのゴールをこじ開けられず、0-1の完封負けを喫した。

(取材・文 折戸岳彦)
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