beacon

2戦連続先発も結果残せず悔しさ…MF塩越柚歩「次、勝ち切るのがすべて」

このエントリーをはてなブックマークに追加

なでしこジャパンMF塩越柚歩

[7.24 東京五輪GL第2節 日本女子 0-1 イギリス女子 札幌ド]

 2試合連続でスターティングメンバーに名を連ねた。しかし、ゴールに絡むことはできなかった。なでしこジャパン(日本女子代表)MF塩越柚歩は悔しさを滲ませた。

 右サイドハーフの位置に入ったが、守備に走ることになった。イギリスの左サイドには、鋭い突破でゴールに迫ってくるFWローレン・ヘンプが配置されており、対応に手を焼くことになった。

 後方に位置するDF清水梨紗、そしてボランチの選手と連係して自由を奪い取ろうとする。「スカウティングで速さと強さがあると分かっていたけど、想像以上に一歩の強さがあった。リサさんが縦を切ったところを自分が挟んだり、ボランチも連動して守備をしようと声を掛け合った」。1人が抜かれれば、2人目が。2人目が抜かれれば、3人目が対応し、「なかなかとり切れないシーンもあった」ものの、自サイドから多くのチャンスを作らせなかった。

 ボールを持てば積極的に仕掛ける姿勢を見せた。だが、ゴールに絡む仕事はできず。「チームでゴールも少ないし、自分自身がゴールに絡むプレーや、もっと貪欲なプレーを増やしていかないとチームの勝利は見えてこないと思う」。次戦、再びピッチに立つことがあれば、より貪欲にゴールを狙っていく覚悟だ。

 0-1の完封負けを喫したチームは3位に転落し、中2日で行われる第3節チリ戦では勝利だけが求められることとなった。「まだ自力で上がれるチャンスが1試合あるので、次の試合に勝ち切るのがすべてだと思う」と意気込んだ。

(取材・文 折戸岳彦)
●東京オリンピック(東京五輪)特集ページ

TOP