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リバプールファンに追い出された? パリSG移籍のワイナルドゥムが沈黙破る「スタジアムとSNSのファンは違う」

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パリSGに移籍したMFジョルジニオ・ワイナルドゥム

 今夏にリバプールからパリSGに移籍したオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムが古巣ファンからの誹謗中傷に苦言を呈した。イギリス『ミラー』が同国『ガーディアン』でのコメントを引用し、「ジョルジニオ・ワイナルドゥムは、ソーシャルメディアでのファンからの罵倒が彼をリバプールから追い出したと主張している」と報じている。

 ワイナルドゥムは2020-21シーズン限りで切れるリバプールとの契約を延長せず、6月にパリSGへの完全移籍が決定。30歳MFはマージーサイドを去ったことについてイギリス『ガーディアン』で沈黙を破り、SNS上で自身が受けたファン・サポーターからの扱いを非難した。

「(退団について)ソーシャルメディアもあったと言わざるを得ない。悪い結果になったとき、僕は彼らから批判される選手だった。つまり、僕が出て行きたがっているとね。毎日のトレーニングや試合では、リバプールが僕にとって大きな意味を持っていたこと、そしてスタジアムのファンが僕に接してくれたことから、良い結果を出すために全力を尽くした」

「僕が感じていたのは、スタジアムのファンとソーシャルメディア上のファンは、2つの異なる種類のものだということだった。スタジアムのファンは常に僕をサポートしてくれた。彼らは(新型コロナウイルスによる無観客開催の期間から)戻ってきたときも、僕が出て行くことをすでに知っていたのに、それでも応援してくれたし、最後には素晴らしいお別れをしてくれたんだ」

 昨季は身を削りながらプレミアリーグ全38試合に出場したワイナルドゥムだが、SNS上ではリバプールが負けるたびに自分がスケープゴートにされていたと主張している。

「ソーシャルメディアでは、負けたら僕が責任を取らされることになっていた。コンディションを維持して毎試合プレーするために僕がしていたことを彼らが知っていたら、と思った瞬間があった。他の選手は『OK、自分には体力がない』と言っていたかもしれないし、晩年の選手では次のような人もいる。『リスクがあるからプレーしない』とね。僕はその反対のことをした」

 ワイナルドゥムは「いつもいいプレーができたわけではないが、試合後に鏡を見て『全力を尽くた。より良いプレーをするために一生懸命トレーニングをしたんだ』と言うことができた」と断言。「理学療法士からできる限りの治療を受けた。あまりにも多くの試合に出場したため、いつ休みを取ったのか覚えていない。基本的には体に負担をかけていたが、健康を維持するためにあらゆることを行った」と、ファンのために満身創痍で戦っていたことを強調した。

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