[7.25 東京五輪GL第2節　U-24日本 2-1 U-24メキシコ　埼玉]

　メキシコ戦を生中継したテレビ朝日のインタビュアーを元サッカー日本代表の内田篤人氏が務めていたことで、試合後のインタビューにも和やかな雰囲気があった。

　特に現役時代から親交の深いキャプテンのDF吉田麻也が満面の笑みを浮かべながらグータッチを求めにくると、内田氏は「触っちゃいけないのよ」と仕事モードを強調。今日の試合の振り返りを求めるなど、真剣なインタビューが続いた。

――キャプテンとして試合前にどんな声掛けをした?
「この2試合目が大事なのはみんな分かっていた。すべて出し切るつもりでやろうと話していた。メキシコにずっと負けていたので、意識する部分は強かった。ただ、勝ててよかったと思うと同時に、次のフランス戦に向けてもう一つギアを上げていきたい」

――南アフリカ戦からチームとしてどのような準備をしてきた?
「やれることは少なかったので、一番はリカバリーすること。相手のやり方は分かっていたのでそんなに難しくはなかった。上手くウイークポイントを突けて、前半に2点取れたのはよかったと思います」

――次のフランス戦に向けて。
「まだ(グループリーグ突破が)決まったわけではない。フランスも可能性を残しているので難しい試合になる。欧州でやっている選手も多いし、今後も将来的にその選手たちと戦うことになると思うので、そういう選手を叩いていかないといけない。いいリカバリーをして臨みたい」

　そこでインタビューを終えようとした内田氏に吉田は「もういいですか?」ととぼけた表情。「これ流れてるのよ、生で」「ちゃんとやって」と慌てた様子の内田氏を楽しむように、吉田はその場を離れた。

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