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“インタビュアー”内田篤人氏も絶賛! 遠藤航が語った手応え「後半の戦い方には課題を感じざるを得ないが…」

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[7.25 東京五輪GL第2節 U-24日本 2-1 U-24メキシコ 埼玉]

 東京五輪グループリーグ第2節メキシコ戦(○2-1)の試合後、中盤の要として高いパフォーマンスを見せたMF遠藤航(シュツットガルト)に対し、テレビのフラッシュインタビューを務めた元日本代表の内田篤人氏も質問前に「僕個人としてMVPだと思っています。守備、そして前への推進力、さすがだと思います」と思わず称賛を送った。

 ともに開幕戦を白星で飾ったチーム同士の日本対メキシコ戦。グループリーグ突破のためには重要な一戦となったが、そこで絶大な存在感を放ったのがオーバーエイジの遠藤だった。前半からメキシコのビルドアップに対し、激しく体を寄せてボールを奪うと、そのまま前線にも顔を出してカウンター攻撃を先導。ブンデスリーガでデュエル王に輝いた長所に加え、ボランチに求められる攻撃への連動性を随所に発揮した。

 そんな遠藤のプレーもあり、勢いに乗った日本は前半を2点リードで終了。内田氏のインタビューに対し、遠藤は「立ち上がりのところでしっかり良い入りをしようというところだったが、すごく良い入りができて2点取れた。そのあとは前半に失点しないようにというところと、自分のところでは常にボールを奪えるように、前向きに守備ができるように意識していたのでよかった」と述べ、前半の手応えを語った。

 一方、後半は相手が退場者を出しながらも、交代選手が入ったことによる試合運びの拙さが目立ち、1点差に詰め寄られるなど後味の悪さを残した。それでも結果がモノを言う五輪本大会。前回のリオ五輪を主将として経験した遠藤は「やはり後半の戦い方には少し課題を感じざるを得ないが、最後に粘り強く守るというところに関しては良かったのかなと思う。もう少し相手が10人になった後にボールを動かしたかったのが本音だが、勝てたのでポジティブに考えている」と前向きに語った。

 グループリーグ2連勝という最高の形で迎える次節のフランス戦。遠藤は「個人的には徐々にコンディションが上がってきていると思うし、初戦からやってきているので問題ないのかなと思う」とコンディション面にも充実感を見せつつ、「連戦なので休んで、チームとして次も勝てるように頑張っていきたいです」と意気込みを語った。

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