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要注意人物を途中交代に追いやったDF中山雄太「僕らがやられたら試合を持っていかれる」

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FWディエゴ・ライネスを封じ込めたDF中山雄太(ズウォレ)

[7.25 東京五輪GL第2節 U-24日本 2-1 U-24メキシコ 埼玉]

 相手のキープレーヤーを封じ込めた。U-24日本代表DF中山雄太(ズウォレ)は「改善点がある中で、結果がついてきて反省できる状態でいられるのがすごく嬉しい状況だと思う」と充実した表情を浮かべた。

 左サイドの位置に入った中山の対面には、メキシコの背番号10を背負うFWディエゴ・ライネスが構えていた。22日の第1節U-24フランス代表戦でもキレのある動きでメキシコの攻撃をけん引した168センチのアタッカーを抑えることが、中山に与えられたタスクだった。

 ボールを持てば果敢に仕掛けてくるライネス。しかし、中山は慌てなかった。まずは良い状態でボールを持たせないことを考え、ボールを受けられれば無理に飛び込まずに相手の動きに対応。要注意人物に仕事らしい仕事をさせずに、後半21分にはライネスを途中交代へと追いやった。

「メキシコだけでなく、(右SBの酒井)宏樹くんとも話しているけど、僕らが相手の一番うまい選手と対峙する回数が多い。僕らがやられたら試合を持っていかれる意識で取り組んでいる」

 手ごたえを感じつつも、「完璧な試合はない」とさらなる高みを目指して成長を続けていく。

(取材・文 折戸岳彦)
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