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レアル・マドリー新主将マルセロ、親善試合で批判浴びる…西紙「いつも通りのプレー。キャプテンマークも奇跡は起こせない」

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 レアル・マドリーは25日にレンジャーズとのプレシーズンマッチに臨み、1-2で敗戦した。スペインではこの試合におけるDFマルセロのプレーが批判の対象となっている。

 今季プレシーズンで初めて本格的な試合に臨んだレアル・マドリーだが、自分たちよりも始動が早いレンジャーズ相手に苦戦。前半にFWロドリゴが先制点を記録したものの、後半にDFナチョの退場もあってスティーブン・ジェラード監督率いるチームにスコアをひっくり返された。

 そして悪い意味で注目を集めたのは、DFセルヒオ・ラモスの後を次いで主将となったマルセロ、また放出候補とされるMFイスコの低調なプレーだった。特に、以前から衰えが指摘されてきたマルセロは。攻撃参加からの戻りがやはり遅く、守備の穴となる場面が目についている。

 スペイン『マルカ』電子版に掲載されたこの試合のオピニオン記事では、マルセロについて辛辣な見解が示された。

「マルセロとイスコについては、どうにかできるような気がしない。まだタオルを投げ入れるべきではないとはいえ、両選手の前半のプレーがそうであることを指し示していた。キャプテンマークも奇跡は起こせない。少なくとも、マルセロが失っていったエネルギーや存在感を与えることはできなかった」

「もちろん時間は与えなくてはならない。レアル・マドリーは全体的にレベルが低く、レンジャーズの方がより慣らし運転をこなしており、そのインテンシティーでアンチェロッティの選手たちを上回っていた。ただマルセロは、いつもの罪を背負うことになった。危険な場面でのボールロスト、プレーリズムの欠如、攻撃面でのわずかな貢献、これまで通りの守備力の欠如。後半は中盤にポジションを移したことでそこまで苦しまなくなったが。イスコも似たようなもので、レンジャーズがインテンシティーを強めると存在が消えていた」

同記事はその一方で、後半に投入されたカンテラーノ、DFミゲル・グティエレスの貢献ぶりには希望を見出している。

「マドリーは後半の方が良かった。レンジャーズがドリーとしてからリズムを落とし、そしてミゲル・グティエレスのような選手がピッチに立ったからだ。彼はジダンとともに過ごした昨季終盤の勢いを維持したまま、アンチェロッティとの日々をスタートさせた。左サイドバックとして最高の補強だ。彼は現代フットボールに求められるタレント、パーソナリティー、エネルギーを有している」

昨年12月には、アトレティコ・マドリーMFマルコス・ジョレンテの個別トレーナーと契約したことが報じられるなど、低迷からの脱却を目指していたとされるマルセロ。果たして今季、キャプテンという肩書きだけでなく、プレー自体でもチームを引っ張ることができるのだろうか。
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