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初戦のPK失敗を取り返す千金弾!田中美南「みんなのおかげ」「みんなに感謝したい」

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[7.27 東京五輪GL第3節 日本女子 1-0 チリ女子 宮城]

 均衡を破ったのは、今大会初戦で悔しい思いをした背番号11の気持ちのこもった一撃だった。後半32分、日本女子代表(なでしこジャパン)はFW岩渕真奈のポストプレーからゴール前に走り込んだFW田中美南が浮き球シュートをを決めて決勝点を奪った。

「厳しい戦いでしたが、90分みんなが集中した戦いができたおかげで、自分が1点取ることができた。GKが寝るなと思ったので、冷静に浮かせた。最後まで見れていたのが良かったと思います」

 田中は今大会初戦のカナダ戦で1点ビハインドの後半5分にPKを獲得。自ら同点弾を狙いに行ったが、GKに防がれる悔しい思いをしていた。「初戦でPKを失敗したが、みんなのおかげで取り返すことができた。みんなに感謝したい」。今大会初勝利に導く決勝点に、ホッとした表情をみせる。

 相手のシュートがクロスバーを叩いてゴールラインぎりぎりにこぼれるなど肝を冷やすシーンもあったが、勝ち切ったなでしこは自力で8強進出を決定。30日の準々決勝ではグループリーグを全勝で勝ち上がったスウェーデンとの対戦が決まった。今大会初戦で優勝候補のアメリカをも倒した強敵との対戦になるが、田中も「きょうも厳しい戦いでしたが、これからも続くと思う。修正して、また頑張っていきたい」と気合を入れ直した。

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