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久保が怒涛の3戦連発!! 日本強し!! 無傷の3連勝でGL首位通過…準々決勝でニュージーランドと激突

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無傷の3連勝で首位通過を決めたU-24日本代表

[7.28 東京五輪GL第3節 U-24日本 4-0 U-24フランス 横浜国際]

 U-24日本代表は25日、横浜国際総合競技場で開催された東京五輪グループリーグ第3節でU-24フランス代表と対戦。前半27分にMF久保建英(レアル・マドリー)の得点で先制した日本は、同34分にDF酒井宏樹(浦和)、後半25分にMF三好康児(アントワープ)、同アディショナルタイムにFW前田大然(横浜FM)の得点で加点し、4-0の完封勝利を収めた。無傷の3連勝で首位通過を果たした日本は、31日の準決勝でB組2位通過のニュージーランドと対戦する。

 開幕2連勝を飾った日本は勝ち点6を獲得しており、フランス戦に引き分け以上で自力での首位通過が決定。また、1点差以内の敗戦なら決勝トーナメント進出となるが、2点差以上で敗れた場合、他会場の結果によってグループリーグ敗退の可能性がある。

 日本は28日の第2節メキシコ戦(○2-1)から先発3人を変更し、システムは4-2-3-1を採用。GKは谷晃生(湘南)、4バックは右からDF酒井宏樹(浦和)、DF吉田麻也(サンプドリア)、DF冨安健洋(ボローニャ)、DF中山雄太(ズウォレ)。中盤はMF遠藤航(シュツットガルト)とDF田中碧(デュッセルドルフ)がドイスボランチを組む。2列目は右からMF堂安律(PSV)、MF久保建英(レアル・マドリー)、MF旗手怜央(川崎F)。1トップにはFW上田綺世(鹿島)が入る。
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 徐々に日本がボール保持率を高める。前半8分にはFKのこぼれ球に反応した旗手が思い切って右足ミドル。強烈なシュートはゴールマウスを捉えたものの、GKポール・ベルナルドニにストップされてしまう。

 しかし、前半27分に日本が先制に成功。田中のスルーパスを受けた久保がPA内に走り込む上田へ。巧みなトラップから上田が放ったシュートはベルナルドニに阻まれたものの、こぼれ球に反応した久保が左足で蹴り込んでスコアを1-0とした。久保は3試合連続先制ゴールと勝負強さを発揮している。

 さらに前半34分には追加点を奪取。久保のスルーパスが旗手に当たってコースが変わるが、最終ライン裏に抜け出そうとする上田へ。左足の枠を捉えたシュートはベルナルドニに阻まれるが、こぼれ球に走り込んだ酒井が右足で押し込んでリードを2点差に広げる。

 しかし、前半44分に酒井がイエローカードを受けて次戦出場停止になってしまった。

 2-0とリードしたまま後半を迎えると、久保に代えて三好を投入。同10分には酒井に代えてDF橋岡大樹(シントトロイデン)をピッチへと送り込む。同11分には右サイドを駆け上がった橋岡のクロスに旗手がフリーで反応するが、ヘッドで合わせたボールはゴール左に外れた。

 すると、後半25分には日本に3点目。中山のパスを上田、旗手とつなぎ、最後はPA外から三好が左足で蹴り込んだ。同27分には遠藤に代えてDF板倉滉(マンチェスター・シティ)、堂安に代えてMF相馬勇紀(名古屋)を投入。同29分には三好へのファウルでFWランダル・コロムアニが一発退場となり、日本が数的優位に立つ。

 後半35分には田中に代えてFW前田大然(横浜FM)をピッチに投入。同アディショナルタイムには相馬のアシストから前田がネットを揺らし、日本が4-0の完封勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)
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