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ダイレクトで2点目沈めた酒井宏樹「トラップすると、僕の技術では…」

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チーム2点目を奪ったDF酒井宏樹(浦和)

[7.28 東京五輪GL第3節 U-24日本 4-0 U-24フランス 横浜国際]

 ゴール前に走り込んでいた。U-24日本代表DF酒井宏樹(浦和)はきっちりと右足で押し込み、今大会初ゴールをマークした。

 1-0とリードして迎えた前半34分だった。中盤でMF久保建英(レアル・マドリー)とMF旗手怜央(川崎F)がパス交換。すると、右サイドをスルスルを駆け上がっていく。スルーパスに反応したFW上田綺世(鹿島)が放った左足のシュートはGKポール・ベルナルドニに弾かれたが、そこにフリーで走り込んだのが酒井だった。

「綺世が打つタイミングでGKが弾くと思っていたし、それを信じて走り込んでいた」。右足ダイレクトで蹴り込む難しいシュートとなったが、「ワンタッチじゃないと逆に外していた。トラップすると、僕の技術ではどうかなと。落ち着いて決められて良かった」と白い歯を見せた。

 前半44分には今大会2度目の警告を受け、準々決勝ニュージーランド戦は出場停止に。ここまで抜群の存在感を示していたオーバーエイジを欠くのは厳しいが、「仲間を信じて」チームの勝利だけを待つ。

(取材・文 折戸岳彦)
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