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[和倉ユース大会]東山の注目2年生MF阪田澪哉はスピード、力強さ示すも「もうちょっと成長しないと」

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東山高の2年生MF阪田澪哉は突破力を発揮

[7.29 和倉ユース大会順位T1回戦 東山高 0-2 G大阪ユース 和倉多目的G(Aコート)]

 簡単には止まらないことを強豪相手に実証した。インターハイ京都府代表の東山高は、すでにJクラブに練習参加している2年生MF阪田澪哉(宇治FC出身)が抜群のスピードを発揮。前半にカットインからポスト直撃の左足シュートを放つと、後半にも縦への鋭いドリブルでDFの前に出てクロスを上げ切っていた。

 だが、クロスの質が上がらなかったことを反省。チームも無得点に終わっただけに「もっと上げていけないといけない」と悔しがっていた。早くもプロからの関心を受けている注目株だが、「今のままでは絶対に行けない。もっとフィジカルやスピードを上げていかないといけない。もうちょっと成長しないとそういう世界に行けない」とコメント。Jクラブへの練習参加時も基礎技術の不足を実感したというMFは、現状に満足せずに上を目指すことを誓っていた。

 ただし、和倉ユース大会で成長を実感することもできているようだ。阪田は積極的にウェートトレーニングに取り組み、入学当初から7、8kgの増量に成功。スピードを落とすことなく、「並走して走った時に身体負けとかしなくなった」というほどの力強さを身に着けた。

 大会初日に対戦した青森山田高は、自分の現在地を確かめる相手だった。「青森山田さんは日本トップレベルの高校やと思うんですけれども、そこに通用した部分もあったので。1年生の頃にやらせてもらった時にほとんど通用しなかったので、自分的にも成長したかなと思いました。フィジカルの部分というのは少し成長したと思ったり、ドリブルだったり落ち着いてプレーすることは通用したと思います」。

 それでも、目指すレベルはもっと上だ。1年時の関西U-16リーグでは「中学校の頃は公式戦でも全然取っていなくて。高いレベルでできる東山を選んだ。そこでも出るという強い気持ちがあったから」ゴールを連発し、得点王に輝いた。インターハイでは「ゴールやスピードは見て欲しいです」。1年時からAチームの公式戦に出場している責任感と、貪欲にゴールへ向かう姿勢を持ち続けることで結果を勝ち取る。


(取材・文 吉田太郎)
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