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ベスト8敗退のなでしこ…高倉監督「選手はすべてを賭けて戦っていた」

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なでしこジャパンの高倉麻子監督

[7.30 東京五輪準々決勝 日本女子 1-3 スウェーデン女子 埼玉]

 自国開催の五輪。準々決勝で敗退し、メダルまでは手が届かなかった。なでしこジャパン(日本女子代表)を率いる高倉麻子監督は「負けは負け」と現実を受け入れた。

 ベスト4進出を賭けたスウェーデン戦。試合開始早々の7分に先制点を献上しながらも、同23分にFW田中美南の得点で試合を振り出しに戻した。その後、ボール保持率を高めて試合を進めたものの、決定機を創出するには至らず。後半8分と同23分に失点し、1-3の敗戦を喫することになった。

 なでしこジャパンの東京五輪が終わりを告げることになった。指揮官は、「選手は本当に最後まで諦めずに戦ったと思う」と労いの言葉を贈った。

「闘志が前面に出るタイプの選手が少ない中で。いろいろな声があったが、選手はこの大会中、すべてを賭けて戦っていた。その点に関しては選手を称えたいと思う」

 16年よりなでしこジャパン監督に就任し、5年間チームを率いてきた。東京五輪は一つの区切りとなるが、今後については「私自身が決められることではない。自分自身の思いはあるが、今それはここで言うべきことではないと思う」と話すにとどめた。

(取材・文 折戸岳彦)
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