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「そういう思いはもうしたくない」キャプテン吉田麻也はロンドン五輪の雪辱誓う

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PKを成功させたキャプテンDF吉田麻也(サンプドリア)

[7.31 東京五輪準々決勝 U-24日本 0-0(PK4-2) U-24ニュージーランド カシマ]

 PK戦までもつれ込んだ死闘を制した。キャプテンDF吉田麻也(サンプドリア)は試合後のフラッシュインタビューで、「相手がニュージーランドになって、普通にやれば勝てるという雰囲気を危惧していた」と振り返った。

 90分間で互いにゴールを奪えず、120分間でも決着が付かない激戦。「気を緩めないように気をつけて、僕たち選手はタフな試合になると想像していたし気持ちの準備をしていた。後ろはよく耐えたなと思う。点が入らないとき、後ろが我慢しないといけないし、時には攻撃陣に助けられるし持ちつ持たれつで、よく難しいゲームに耐えたなと思います」。

 勝負の行方はPK戦に委ねられ、GK谷晃生(湘南)が見せ場をつくった。ニュージーランドの2人目DFリベラト・カカーチェのシュートをストップすると、さらに3人目のMFクレイトン・ルイスがシュートを外した。4人目のキッカーを務めた吉田は「正直一本外してもいいかという気持ちで蹴りました」ときっちりと沈めると、日本がPK4-2で勝利した。

 8月3日の準決勝で対戦するスペインは、大会前のテストマッチで1-1で引き分けた相手だ。自身3度目の五輪に臨んでいる吉田は「ロンドン五輪の時もメキシコとテストマッチでやって勝って、準決勝で負けた。そういう思いはもうしたくない。その経験を伝えるのは僕の役目だと思っている。僕がチームを前にプッシュできるように気を引き締めてやっていきたい」と頂点を見据えた。

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