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西紙が分析「五輪優勝という日本の夢はまだ生きている」…最も高く評価した選手は?

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ベスト4進出を果たしたU-24日本代表

 東京五輪・男子サッカー競技で準決勝進出を決めたU-24日本代表。苦しんだ末のU-24ニュージランド代表戦の勝利について、スペイン『as』が振り返っている。

 31日に行われた東京オリンピック男子サッカー準々決勝で、日本はニュージーランドと対戦。主導権を握りながらもニュージーランドの守備陣を前に崩せない状態が続くと、決着が付かないままPK戦に突入。それでも、日本のキッカーが全員決め、GK谷晃生が相手の2番手をストップ。PK戦を4-2で制し、準決勝進出を決めた。

『as』は「優勝への道を突き進む日本。完ぺきなPK戦により、終始優勢だった日本が勝利して準決勝へ。ニュージランドは素晴らしい強さを発揮していたが、日本選手の個々のクオリティにはほとんど対応できなかった」と分析。「日本がペースを握り、ニュージランドは撤退してカウンターやサプライズを待っていた。時間が経つにつれてニュージランドは自身の可能性を信じ始め、ハイプレスで一歩前に出たが、日本の選手たちはなんとかそれを無力化していた」と綴っている。

 また「前半終盤は暑さが選手に影響し、両チームでミスが多く発生。30分のチャンスは久保建英の好判断によるもの」と指摘。「後半に入っても日本はニュージランドのディフェンスを突破できず、その後はニュージランドが主導権を握る時間もあった」と振り返りつつ、「70分に日本はベンチを動かすことを決断し、その変更が試合に影響を与えた」と上田綺世中山雄太の途中出場を分析した。

 そして「試合の終盤は、すべてのボールが久保を経由した」とし、「フル出場した久保はこの試合で最も優れた選手であった」と、20歳MFがこの試合の中心だったと言及。最後は以下のように締めくくっている。

「日本は勝利にふさわしく、PK戦ではあったが、やり遂げた。8月3日の準決勝では、コートジボワールを破ったスペインと対戦する。『サッカー競技で5番目の優勝国になる』という日本の夢は、まだ生きている」

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