beacon

日本の歴史を塗り替える勝利を…遠藤航「結果にこだわって最後まで走り切る」

このエントリーをはてなブックマークに追加

U-24日本代表MF遠藤航(シュツットガルト)

 明日、大一番を迎える。U-24日本代表MF遠藤航(シュツットガルト)は、準決勝スペイン戦に向けて意気込みを示した。

 東京五輪本大会前の7月17日に行われたキリンチャレンジ杯でも対戦したスペイン代表。オーバーエイジにはレアル・マドリーのFWマルコ・アセンシオ、MFダニ・セバージョスソシエダのMFミケル・メリノが名を連ねる。また、U-24世代でも、EUROに出場したGKウナイ・シモン、DFパウ・トーレス、DFエリック・ガルシア、MFペドリ、FWダニ・オルモ、FWミケル・オヤルサバルの6選手が招集されている優勝候補だ。

 キリンチャレンジ杯では1-1のドローに終わったが、当時よりも日本の環境に慣れ、大会を勝ち上がるごとに勢いは増してきているだろう。だからこそ、「ビビって下がってスペースを与えてしまうと何でも自由にやられてしまう」と警戒を強める。

「ボールを動かせるチームなのは分かっている。ボールを持ったら何かやってくるし、前を向いたら色々なことができる選手がそろっている。レベルが上がればそれは当たり前なところで、より一歩寄せるところだったりというのは個人的には意識していきたい」

 勝利すればメダルが確定し、五輪史上初の決勝進出が決まる。大一番となるが、「やるべきことはそんなに変わらない」と話す。

「こういう強い相手を超えられるかどうかは日本サッカーの歴史を見てもすごく大事な一戦になる。シンプルにプレッシャーや責任を出る選手は楽しめばいい。それをしっかり出すことで見ている方たちに感動を与えられたり、結果を残すことで応援して良かったと思ってもらえる。やることは変わらない。とにかく結果にこだわって最後まで走り切れればいい」

 日本サッカーの歴史を塗り替える勝利を――。運命の一戦は翌3日、20時にキックオフを迎える。

(取材・文 折戸岳彦)
●東京オリンピック(東京五輪)特集ページ

TOP