[8.2 東京五輪準決勝 オーストラリア0-1スウェーデン 横浜国際]

　東京オリンピック女子サッカー準決勝が2日に行われ、スウェーデン女子代表がオーストラリア女子代表を1-0で下した。銀メダルを手にした2016年リオデジャネイロ五輪に続き、2大会連続のファイナル進出。初の金メダル獲得を目指し、6日の決勝でカナダ女子代表と対決する。敗れたオーストラリアは5日のアメリカ女子代表との3位決定戦に回ることになった。

　7月30日の準々決勝でなでしこジャパン(日本女子代表)を3-1で倒したスウェーデンと、延長戦の末にイギリス女子代表を4-3で破ったオーストラリアが激突した一戦。立ち上がりからFIFAランキング5位のスウェーデンが同9位のオーストラリアを相手に攻勢をかける。終盤にはオーストラリアもセットプレーを中心にゴールを脅かしたが、前半42分にFWサム・カーがネットを揺らした場面はファウルで得点が認められず、スコアレスで折り返した。

　試合が動いたのはハーフタイム明け直後の後半1分。スウェーデンのMFフィリッパ・アンゲルダルが右足でミドルシュートを放つと、相手に当たってバウンドしたボールがクロスバーを叩く。そのこぼれ球を左ポスト付近のFWスティナ・ブラックステニウスがDFと競りながら触り、最後はFWフリドリナ・ロルフォが右足で決めた。

　先制したスウェーデンは、終了間際に退場者を出したオーストラリアに最後までゴールを許さず、1-0で勝利。カナダの待つ決勝へと駒を進めた。

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