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久保建英を“大空翼”に例えたスペイン紙「あのストーリーの実現は阻止」

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東京五輪で活躍しているMF久保建英

 U-24日本代表は3日、東京オリンピック準決勝でU-24スペイン代表と対戦する。この試合を前にスペイン『エル・エスパニョール』が「オリンピックのスペイン戦でキャプテン翼のストーリーを本物にしたい大空翼のクボ」と題し、MF久保建英の挑戦に注目した。

 人気漫画『キャプテン翼』は日本だけでなく、スペインを含む海外でも少年時代に影響を受けたというプロ選手は多い。同紙は「『キャプテン翼』はテレビ史上最も多くの世代の子供時代を彩った作品の1つであり、アジアで最も広く読まれている漫画の1つでもある。この伝説的な物語の中で、読者はきっと大空翼の冒険を思い出すことだろう。現在、火曜日(3日)の準決勝でスペインを破り、2020年東京オリンピックのユース世界大会でその作品に命を吹き込もうとしているのがタケフサ・クボだ」と、久保を同作品の主人公に例えている。

 レアル・マドリーに所属する20歳MFは今大会ここまで全4試合にスタメン出場し、3得点を挙げる活躍で日本のベスト4進出に貢献。準々決勝のニュージーランド戦(0-0、PK4-2)後には「グループリーグが始まるときから準決勝は普通に行けばスペインだろうなと思っていた」と明かし、「自分の中で一つひとつと話していたけど、ここ(スペイン戦)に100%の力で行こうと思っているし、120%、150%(の力)でチームを勝たせたいと思います」と、自身が主戦場としてプレーする国との準決勝に闘志を燃やしていた。

 同紙は「ルイス・デ・ラ・フエンテ(スペイン指揮官)のチームは、非常に輝かしい瞬間にレアル・マドリー選手と出会うことになる。翼がフィクションの中でそうであったように、彼はチームのベストプレーヤーだ。グループリーグでの3ゴールにより、(5ゴールで得点ランク首位に立つ)ブラジルのリシャルリソンと並び、今大会の最も優れた選手の1人となっている」と賛辞を惜しまない。

 日本がスペインに勝った場合、決勝ではメキシコとブラジルの勝者と対決する。同紙は「漫画では、(日本が)まさにブラジルと決勝で戦っている。ラ・ロハ(スペインの愛称)は、そのストーリーの実現を阻止しようと試みるだろう」と対抗心を表した。

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