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勝てば53年ぶり銅メダル…明日3位決定戦メキシコ戦、森保監督「強い気持ちを持って臨んでほしい」

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U-24日本代表を率いる森保一監督

 U-24日本代表を率いる森保一監督が5日、翌6日に行われる東京五輪・3位決定戦U-24メキシコ戦の公式会見に出席した。

 3日の準決勝スペイン戦は0-0のまま、延長戦にもつれ込む死闘となった。相手にボールを保持され、押し込まれる時間帯が続きながらも粘り強く戦い、ゴールを許さずに試合を進める。しかし、試合終了間際、延長後半10分にFWマルコ・アセンシオに決勝点となるゴールを奪われ、0-1の完封負けを喫した。

 目標の金メダルには届かず。3位決定戦に回ることとなり、メキシコ代表と対戦することになった。この試合に勝利すれば、53年ぶりの銅メダル獲得が決まる大一番に。今大会ではグループリーグ第2節で対戦し、日本が2-1の勝利を収めている。だからこそ、指揮官は警戒を強めた。

「悔しさをバネにモチベーションに変えてくることは想像できる。厳しい戦い、難しい戦いになると覚悟しながら、選手たちは銅メダルをつかみ取るんだという強い気持ちを持って戦いに臨んでほしい」

 本大会は中2日での連戦。決勝トーナメントに入ってからは準々決勝ニュージーランド戦がPK戦、準決勝スペイン戦でも延長戦を戦っており、選手の消耗は相当なものだろう。しかし、メキシコ戦は今大会最後の試合になるだけでなく、同代表のラストマッチとなり、「少しでも心身ともにリフレッシュしてもらい、これまで同様チーム一丸となって最後までタフに粘り強く戦い抜くことを表現してほしい」と選手の奮起に期待を寄せた。

「チームとして銅をつかみ取るという強い気持ちを持って試合に臨みたい」。そう力を込めたように、銅メダルを獲得し、笑顔で大会を終えられるように、悔いのない準備を進めて戦いのときを迎えたい。

(取材・文 折戸岳彦)
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