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U-24日本代表、銅メダルに届かず…メキシコにリベンジ許して4位終戦

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53年ぶりの銅メダル獲得はならなかった

[8.6 東京五輪3位決定戦 U-24日本 1-3 U-24メキシコ 埼玉]

 U-24日本代表は6日、埼玉スタジアムで開催された東京五輪・3位決定戦でU-24メキシコ代表と対戦。前半13分にメキシコに先制を許すと、同22分、後半13分に追加点を献上。同33分にMF三笘薫(川崎F)のゴールで1点を返すも、1-3で敗れた。日本は銅メダルを獲得できず、4位で大会を終えることになった。

 日本は3日の準決勝スペイン戦(■0-1延長)から先発2人を変更し、システムは4-2-3-1を採用。GKは谷晃生(湘南)、4バックは右からDF酒井宏樹(浦和)、DF吉田麻也(サンプドリア)、DF冨安健洋(ボローニャ)、DF中山雄太(ズウォレ)。中盤はMF遠藤航(シュツットガルト)とDF田中碧(デュッセルドルフ)がドイスボランチを組む。2列目は右からMF堂安律(PSV)、MF久保建英(レアル・マドリー)、MF相馬勇紀(名古屋)。1トップにはFW林大地(鳥栖)が入る。[スタメン&布陣はコチラ]

 7月25日のグループリーグ第2節対戦時、久保と堂安の得点で日本が2-1の勝利を収めたメキシコが3位決定戦の相手に。勝利すれば53年ぶりの銅メダル獲得となる一戦となった。

 序盤からメキシコにボールを保持される展開になると、前半11分にはPA内に持ち込んだFWアレクシス・ベガを遠藤が倒してしまってPKを献上。キッカーを務めたMFセバスティアン・コルドバにきっちり沈められ、早々に先制を許してしまう。さらに同22分にはコルドバが蹴り出したFKをDFホアン・バスケスにヘディングで叩き込まれ、リードを2点差に広げられてしまう。

 2点のビハインドを背負った日本は後半25分、久保のパスからPA内に走り込んだ相馬が対面する相手をかわして右足で狙うも、シュートはゴール右に外れる。さらに同30分には遠藤の縦パスを受けた林が巧みなタッチから抜け出し、ミドルレンジからシュート。しかし、GKギジェルモ・オチョアの守備範囲に飛んでしまった。

 0-2と2点のリードを許したまま後半を迎えると、相馬に代えてDF旗手怜央(川崎F)を投入。同8分には遠藤のクロスに堂安が反応も、ヘディングシュートは枠上に外れる。すると同13分、コルドバが蹴り出したCKに走り込んだベガにヘディングを突き刺され、リードを3点差に広げられる。

 後半17分には林と中山に代えてFW上田綺世(鹿島)と三笘を投入。旗手が左SB、三笘が左サイドハーフの位置に入った。同23分には中央からボールを運んだ三笘のラストパスを受けた上田が右足で狙うも、好反応を見せたオチョアに阻まれてしまう。同26分には田中に代えてDF板倉滉(マンチェスター・シティ)をボランチへと送り込む。

 すると、後半33分、三笘が鋭い切り返しで相手を置き去りにしてPA内に持ち込むと、左足のシュートを突き刺して1点を返す。しかし、反撃もここまで。1-3のまま試合終了のホイッスルが吹かれた。

(取材・文 折戸岳彦)
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