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U-24スペイン代表監督、東京五輪準優勝も胸を張る「失望などしていない。私たちは気品を持って戦い、敗れた」

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準優勝に胸を張るルイス・デ・ラ・フエンテ監督

 7日の東京オリンピック(五輪)2020の決勝戦、U-24スペイン代表はU-24ブラジル代表に1-2で敗れた。ルイス・デ・ラ・フエンテ監督は試合後、金メダルには届かなかったものの、晴れやかな気持ちであることを強調した。

 前半にマテウス・クーニャの先制点を許したスペインは、後半16分にミケル・オヤルサバルのゴールで追いつき延長戦まで望みをつないだものの、延長後半3分にマウコムの決勝点を許して準優勝で大会を終えた。あと少しのところで金メダルを逃したデ・ラ・フエンテ監督だが、試合後会見では失望とは真逆の感情を覚えていることを説いている。

「失望などするものか。私たちは銀メダルを獲得したんだ。選手たちは悲しみを感じているのかも、それこそ失望しているのかもしれないが、明日太陽が昇ったときに自分たちが成し遂げたことに気づくだろう。私は選手たちのピッチ内外での振る舞いに満足している。気品を持って戦い、そして気品を持って負けたことにね。私たちは模範となれたはずだ」

「私はここまでに経験したこと、並外れた選手たちを率いることができたこと、彼らが金メダルを目指して団結していたことに幸せを感じている」

 また、この決勝でもっと良い結果に値したのでは、との意見に対しては次のように返答している。

「ブラジル相手ならば勝つこともあるし負けることもあり、彼らは自分たちのチャンスをしっかりとものにした。私たちは自分たちと同じ力を持った代表チームと真っ向から戦ったんだ。いずれにしても、このグループが成し遂げたことには価値を見出さなくてはならない。金メダルを目指した私たちは決勝までたどり着いたし、サポーターがこのチームに誇らしさを感じてくれることも望み、それも叶えることができた。だからこそ、私たちは満足感を得ている。ヘスス(・バジェホ、会見に同席)がマイクの外で言っていたように、この銀メダルはこれから評価されることになるだろう」

 その一方で、招集メンバーや試合における決定で後悔していることはあるかとの問いには、こう返した。

「何も後悔などしていない。私はすべての選手のことを誇らしく思っている。彼らと過ごした日々についてもね。問題など一つとしてなかった。私たちは40日にわたって一つの家族を形成したんだ。今日、私はかつてないほどに幸せだよ」

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