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東京五輪の象徴…AFCが久保建英を輝き放ったアジア7選手に選出「スターとしての地位を証明」

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メダル獲得を逃し、大粒の涙をこぼした久保建英

 アジアサッカー連盟(AFC)が東京五輪で最高の輝きを放ったアジアサッカーのスター選手7人を選出し、その1人としてU-24日本代表MF久保建英を「次なる日本のスーパースター、久保建英の出現」と紹介している。

 東京五輪に20歳で出場した久保は全6試合に先発出場し、グループリーグで3試合連続ゴールを記録するなど、日本の攻撃を牽引した。決勝トーナメントに入ってからは無得点だったが、欠かせない攻撃の軸として、真価を証明する大会となった。

 3位決定戦でメキシコに敗れ53年ぶりのメダル獲得を逃すと、普段はクールな久保が人目をはばからず号泣する姿が反響を呼んだ。AFCは以下のように紹介している。

「久保建英ほど大きな期待を抱かれて五輪の舞台に立ったサッカー選手はなかなかいない。しかし、その20歳は過剰な宣伝に応え、一連の煌めくパフォーマンスを発揮した」

「初戦の南アフリカ戦で素晴らしい決勝ゴールを挙げると、続くグループステージではメキシコとフランスを相手にオープニングゴールを挙げて勝利の立役者となったが、ホスト国は最後のハードルでメダルを逃した」

「3位決定戦でメキシコに敗れ、落胆して泣きじゃくる久保の姿は、東京五輪の記憶の一つとして人々の心に深く刻まれただろう。彼のパフォーマンスはアジアサッカーのスターとしての地位をはっきりと証明した」

 AFCはそのほかに、オーストラリア女子代表主将FWサム・カー、韓国男子MFイ・ドンギョン、サウジアラビア男子代表MFサレム・アル・ドサリ、そして、なでしこの10番を背負ったFW岩渕真奈らを選出。岩渕についても「日本のチャンスには彼女がいた。ずばぬけた才能を持つ岩渕真奈は再び日本の創造力となった」と称賛している。

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