FW南野拓実が所属するリバプールは9日、本拠地アンフィールドでのプレシーズンマッチでオサスナと対戦し、3-1で快勝した。南野はスタメン出場し、後半26分までプレー。全3得点に絡む活躍を見せた。

　3トップの左で先発起用された南野は前半14分、MFファビーニョからの浮き球のスルーパスに走り込み、華麗なトラップでPA内左へ。左足のシュートがDFに当たってネットを揺らし、リバプールの先制点をもたらした。

　前半21分には左サイドのDFコスタス・ツィミカスが南野とのワンツーから左足で折り返す。ゴール前のFWロベルト・フィルミーノが右足で押し込み、2-0とした。

　さらに前半41分、左サイドを抜け出した南野が左足で正確なクロスを供給。PA内中央のフィルミーノが巧みなコントロールから左足で流し込み、ダメ押しの3点目を奪った。

　3ゴールに絡んだ南野は、3-1後半26分に途中交代。リバプールはそのまま逃げ切り、プレシーズンマッチ最終戦を勝利で締めくくった。

　地元紙『リバプール・エコー』は試合後、「レッズのボスを感激させるパフォーマンスを見せた」と南野を絶賛。「タクミ・ミナミノのリバプールでの活躍はこれまで限られたものだったが、今季はユルゲン・クロップ監督の秘密兵器になるかもしれない」とレポートし、「完全に別の選手だ」といったファンの声を紹介した。

　プレミアリーグは今週末に開幕。リバプールは14日にアウェーで昇格組のノリッジと対決する。

---

●海外組ガイド
●プレミアリーグ2021-22特集