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パリSGはムバッペの今夏残留に自信…メッシ加入によるFFP違反懸念も仏政府が支持

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去就が注目されるFWキリアン・ムバッペ

 パリSGに今夏のFWキリアン・ムバッペ放出の考えはないようだ。『Goal』の取材で明らかになった。

 今夏の移籍市場でここまで大型補強を続けるパリSG。ジョルジニオ・ワイナルドゥム、アクラフ・ハキミ、ジャンルイジ・ドンナルンマ、セルヒオ・ラモスとビッグネームの獲得が相次いだが、さらにバルセロナを退団したリオネル・メッシとの契約に大きく近づいている。

 その一方で、ファイナンシャル・フェア・プレー(FFP)を順守するためには選手の売却が必要で、契約最終年に入ったムバッペの去就には注目が集まっている。かねてよりレアル・マドリーが獲得に強い関心を寄せ続ける同選手だが、メッシが加入してもこのままフランスのクラブでプレーを続けることになりそうだ。

 すでにムバッペ、ネイマールを擁する攻撃陣にメッシが加わることでFFP違反が懸念されるが、新型コロナウイルスのパンデミックにより各クラブが財政難に陥ることから、欧州サッカー連盟(UEFA)は柔軟な態度を取り、以前ほどの厳格さがないとパリSGは判断している模様。さらにメッシの加入とムバッペ契約更新はフランスフットボール界だけではなく、国全体が期待しており、クラブの方針はフランス政府からも支持されていることがわかっている。

 一方で22歳のフランス代表ストライカー獲得を目指すレアルは、パリSGと選手側の契約交渉の行方を見守るようだ。今夏の獲得を望んでいたが、スカッドの整理を優先し、ムバッペ獲得を来年まで延期する準備も進めている。

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