ベルギー1部シントトロイデンのベルント・ホッラーバッハ監督は大きな不満を募らせているようだ。FW鈴木優磨の状況について「すぐにでも解決策を見つけなければならない」と求めた。

　昨季リーグ戦34試合で17得点をマークした鈴木は今夏のステップアップを公言するも、去就が決まらない状況が続いている。本人は国外移籍を望み、またシントトロイデンも移籍金500万ユーロ(約6億5000万円)を求めているとされ、最近浮上した国内のアンデルレヒト行きも具体化していないようだ。

　そんな鈴木だが、6月末にホッラーバッハ新監督の下での練習に合流するも、プレシーズンのテストマッチ、シーズン開幕後の公式戦をすべて欠場。そして、ホッラーバッハ監督もついに堪忍袋の緒が切れたようだ。ベルギー『Voetbalnieuws』が紹介したコメントによれば、記者に対して「スズキ?彼はまた練習している、それは確か。だが彼がプレーしたがらないのだから、私になんて言ってほしいんだ?」と発したという。

　同監督はさらに地元紙『Het Belang van Limburg』では鈴木について「彼はクラブを見放している」と言い切ると、「すぐにでも解決策を見つけなければならない」とも要求。ジュピラー・プロ・リーグ第3節消化時点で1勝1分1敗の成績でシーズンに入ったシントトロイデンだが、この“移籍問題“は近々に解決されるのだろうか。

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