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「驚かせてすみません」G大阪FW一美和成が徳島に完全移籍! 決断までの葛藤も明かす

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G大阪FW一美和成が徳島に完全移籍

 徳島ヴォルティスは11日、ガンバ大阪に所属するFW一美和成(23)が完全移籍で加入することを発表した。

 大津高出身の一美は2016年にG大阪へ入団。2019年に京都サンガF.C.へ、2020年には横浜FCへ期限付き移籍した。G大阪に復帰した今季はここまでJ1リーグ戦18試合に出場し、1得点を記録。天皇杯1試合にも出場していた。

 徳島加入に際し、クラブ公式サイト上で「このたび、ガンバ大阪から徳島ヴォルティスに完全移籍することになりました。一美和成です。チームのために全力でプレーしたいと思います。早くチームに貢献できるように頑張ります。よろしくお願いします」と挨拶。また、G大阪のクラブ公式サイトを通じ、次のようにコメントしている。

「この度、徳島ヴォルティスに完全移籍することになりました。突然の報告で驚かせてすみません。皆さんの前で直接報告できず申し訳ありません」

「ガンバ大阪という日本を代表するクラブでプロとしてのキャリアをスタートさせていただき、はじめは右も左も分からず戸惑う毎日でしたが、U-23の監督でいらっしゃった實好礼忠さんや宮本恒靖さんを始めとするコーチングスタッフの皆さん、フロントスタッフの方々、チームメイトそしてファン・サポーターの皆様のおかげで少しずつ成長しプロサッカー選手としてここまでやってくることができました。心から感謝しています」

「自分の目標はガンバのリーグ優勝に貢献すること、そして東京五輪に出場して活躍することでした。そのために2年間の期限付き移籍を経験させていただき、今シーズンは成長した姿を見せチームに貢献したいと考え復帰を決断したのですが、現実は厳しく、思うようにチームの力になれないとても苦しい半年間を過ごすことになってしまいました。そんな時に徳島ヴォルティスさんからお話をいただき、ガンバがこの厳しい状況を抜け出すために一致団結して戦っている中で、対戦したばかりで順位の近いチームに移籍してしまって良いのか、本当に悩みました」

「しかし、ガンバに入団した時に描いた夢を実現できなかったいま、自分の立ち位置をもう一度見つめ直し、プロ選手として新しい環境に身を置いてチャレンジしたいという気持ちを抑えることができず、今回の決断をすることになりました。全ては自分の力不足が招いたことではありますが、この悔しさを忘れず、自分自身の決断に責任と覚悟を持って、サッカー選手としても一人の人間としても成長していくことができるように頑張っていきたいと思います」

「このような厳しい状況で自分を送り出してくださったクラブ関係者の皆様、いつも支えてくれたチームメイト、そしてこんな自分を応援してくださっていた青黒のファン・サポーターの皆様、これまで本当にありがとうございました。ガンバ大阪の残りシーズンの成功を心から願っています」

以下、クラブ発表プロフィール

●FW一美和成
(いちみ・かずなり)
■生年月日
1997年11月10日(23歳)
■出身地
熊本県
■身長/体重
181cm/77kg
■経歴
エスペランサ熊本Jrユース-大津高-G大阪-京都-G大阪-横浜FC-G大阪
■代表歴
2015年:U-18日本代表
2019年:U-22日本代表
■出場歴
J1リーグ:58試合5得点
J2リーグ:36試合17得点
J3リーグ:75試合19得点
カップ戦:5試合1得点
天皇杯:1試合

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