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開幕節快勝のアンチェロッティ、攻撃の中心ベンゼマは「ストライカーと呼ぶだけでは物足りない。5年前よりもっと完璧」

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カルロ・アンチェロッティ監督が現戦力に自信

 14日のラ・リーガ開幕節、レアル・マドリーは敵地エスタディオ・メンディオロサでのアラベス戦に臨み、4-1の快勝を収めた。カルロ・アンチェロッティ監督は試合後、自チームがより良いパフォーマンスを見せられると語った。

 レアル・マドリーはこの試合、前半をスコアレスで終えたものの後半に爆発。MFエデン・アザールのお膳立てからFWカリム・ベンゼマが先制点を決めると、DFナチョ、さらにベンゼマの2得点目で3点のリードを得る。その後PKからアラベスに1点を返されたものの、終盤にFWビニシウス・ジュニオールがダメ押し弾を決めた。

 試合後、スペイン『モビスタール・プルス』とのフラッシュインタビューに臨んだアンチェロッティ監督は、さらなるインテンシティーを発揮してプレーする必要性があることを説いている。

「前半のインテンシティーは良くなかった。カリムのゴールが試合を開いてくれたが、しかし私はボールありでもなしでもインテンシティーを持ってプレーすることを望んでいる」

 この試合で、レアル・マドリーには多くの主役が存在した。イタリア人指揮官はまず、2ゴールを決めただけでなく、ゲームメイクでも大きな貢献を見せたベンゼマについて語った。

「ベンゼマはチームのフィニッシュを担う選手であり、試合の状況を見事に読んでくれる。ストライカーと呼ぶだけでは物足りないね。彼はとても完成された選手。5年前よりもさらに完璧だ」

 また足首の問題を感じさせないプレーを見せたアザール、モチベーションの欠如が噂されながも積極的な姿勢が際立ったベイルについても触れている。

「アザールは皆と同じように素晴らしい試合を演じたよ。前半の私たちはボールありでもなしでも少しプレーが遅かったが、後半はよりインテンシティーとクオリティーを込めることができた。アザールはとても生き生きしていた。確かに、アラベスがしっかりと閉じていたことで中央でのプレーは難しかったがね」

 アンチェロッティ監督は新加入のDFダビド・アラバを、DFマルセロとDFフェルラン・メンディが負傷中の左サイドバックで起用した。

「左サイドバックではアラバ、メンディ、マルセロ、ミゲル、ナチョがプレーできる。アラバはセンターバックとしても素晴らしいプレーを見せるし、左サイドバックは多くの変化があるポジションになるだろうね」

 その一方で決定力不足が指摘され続けるビニシウス、DFセルヒオ・ラモスとDFラファエル・バラン退団で出場機会が増えるであろうナチョについては、次のように語った。

「ビニシウスは1対1で凄まじいクオリティーがある。彼には、1〜2タッチでゴールを決めるべき、4〜5タッチからゴールを決めるのは難しい、と言っているよ。とても若い選手で、これから改善されていくだろう」

「ナチョは90分間を通して集中し続けられる選手だね。私はDFには二つのタイプが存在すると言い続けてきた。つまりは悲観主義者と楽観主義者だ。彼は悲観主義的なDFで、何か悪いことが起こるといつも考えている。だから、90分ずっと集中していられるんだ」

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