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流れ悪い時間帯を1失点で凌いだ立正大淞南が後半に逆転!香西、加藤の連続ゴールで中京大中京撃破!

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後半10分、立正大淞南高はFW加藤緒(14番)が勝ち越しゴール。(写真協力=『高校サッカー年鑑』)

[8.15 インターハイ1回戦 立正大学淞南高 2-1 中京大中京高 三国運動公園人工芝グラウンド]

 立正大淞南高(島根)が逆転勝ちで初戦を突破した。11、12、15年大会で3位に入っている立正大淞南は、15日のインターハイ1回戦で愛知の伝統校・中京大中京高と対戦。前半は互いにボールを奪うと素早く縦へ仕掛け合う展開となった。

 先制したのは中京大中京だった。前半33分、この日左サイドで鋭い仕掛けを見せていた10番MF光本和馬(3年)が左CKを右足で蹴り込む。これが直接ゴールへ吸い込まれた。中京大中京は35+2分にもカウンターからビッグチャンス。左サイドへ抜け出したFW竹内紅怜衣(3年)が、DFを引きつけてラストパスを送る。これをファーサイドのMF久田倖生(3年)が右足で狙ったが、シュートはわずかに左外へ外れてしまった。

 立正大淞南は前半、エースナンバー「17」を背負うレフティー、MF井川真飛(3年)の展開などから左のMF三原弘稀(3年)、右のMFダ・シルバ・イゴル・ヤン(2年)が縦に仕掛け、ゴール前のシーンを作り出そうとした。前半はなかなか決定打まで持ち込むことができなかったが、やや悪い流れだった前半終盤、後半立ち上がりを1点差で凌ぐと連続ゴールで逆転して見せる。

 まずは後半8分、CB今野寧音(2年)の縦パスに呼応したFW香西銀二郎(2年)がDFと競りながら左足一閃。見事な一撃をゴール右へ決めて同点に追いつく。さらに10分、香西が右サイドからクロス。ボールはファーへ流れたが、注目アタッカー・三原がDFと対峙した状況から強引に仕掛けて左足を振り抜く。シュート性の“ラストパス”を中央のFW加藤緒(3年)が1タッチでゴールへ沈めた。

 中京大中京はMF安藤怜生(3年)や光本の推進力のある動きが光っていた。だが、立正大淞南は前に強いCB岩本剛気(3年)やMF肥塚秀斗(2年)らが局面での強さを発揮。中京大中京は終盤、ゴール前まで迫るシーンがあったものの、立正大淞南は危ない位置でファウルしたり、決定的なミスをすることなく、2-1で逃げ切った。

 立正大淞南は16日の2回戦で前回8強の徳島市立高(徳島)と対戦する。


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