beacon

“18人が枠外ゼロ”の緊迫PK戦、制したのは初戦不戦勝の阪南大高!! 開志学園JSCは70+4分に劇的同点弾も及ばず

このエントリーをはてなブックマークに追加

PK戦を制した阪南大高(大阪1)が3回戦進出(写真協力=高校サッカー年鑑)

[8.16 総体2回戦 開志学園JSC2-2(PK7-8)阪南大 日東シンコースタジアム丸岡人工芝グラウンド北]

 令和3年度全国高校総体「輝け君の汗と涙 北信越総体2021」(インターハイ)サッカー競技は16日、2回戦を行い、日東シンコースタジアム丸岡人工芝グラウンド北コートでは開志学園JSC高(新潟)と阪南大高(大阪1)が対戦した。35分ハーフを2-2で終えて迎えたPK戦を8-7で制した阪南大が3回戦進出を決めた。

 1回戦シードの開志学園JSCと、1回戦・中京高(岐阜)戦を不戦勝で勝ち上がった阪南大による初戦同士の対決。試合を優位に進めたのは阪南大だった。

 前半9分、早々に獲得したPKをFW鈴木章斗(3年)が落ち着いて決めると、同16分にMF西田夏海人(3年)のCKに反応したDF駿藤隼哉(3年)にヘディングシュートを叩き込まれて同点に追い付かれるも、直後の同17分にはMF櫻井文陽(3年)のFKに頭で合わせたDF西田祐悟(3年)が勝ち越しゴール。2-1でハーフタイムを迎えた。

 ところが後半は一転、拮抗した展開となり、両チームともに油断のできない時間帯が続く。すると規定の70分間が過ぎて迎えた後半アディショナルタイム4分、開志学園JSCはMF松田健吾(3年)の浮き球から途中出場のFW須崎健太(3年)が劇的な同点ゴールを決め、勝負の行方はPK戦に委ねられた。

 先攻の阪南大は1人目がGK中島巧翔(3年)に止められ、苦しいスタート。だが、開志学園JSCの4人目のキックをGK山形慈温(3年)がストップし、イーブンに持ち込む。その後は全員が落ち着いてけり込む緊迫したPK戦となり、勝負が決まったのは9人目。阪南大はFW福井旺(1年)が決めると、後攻の相手キックをGK山形が阻み、3回戦進出を決めた。

 18人全員が枠内シュートを繰り出す緊迫したPK戦を制した阪南大は、3回戦で神村学園(鹿児島)と対戦する。

●【特設】高校総体2021

TOP