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MLSで監督業再出発を考えるピルロ氏、ユベントスでの1年を回想「適応しなければいけないのは監督」

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 アンドレア・ピルロ氏が、監督業復帰への思いを口にした。『The Athletic』が伝えている。

 現役引退後、古巣であるユベントスのU-23チームから指揮官としてのキャリアを歩み始めたピルロ氏。しかしマウリツィオ・サッリ氏の解任を受けて、わずか10日後にトップチームの監督に就任した。

 指導者経験がないなかで、コッパ・イタリア、イタリア・スーパーカップの2冠を獲得。しかし10連覇を目指したセリエAでは4位に終わり、チャンピオンズリーグもベスト16敗退と結果を残せずシーズン終了後に解任された。

 そんなピルロ氏は、将来的にMLSでの監督業再開に興味を持っているようだ。特に現役時代にプレーしたニューヨーク・シティを気に入っていることを明かした。

「何も除外することはないよ。MLSは素晴らしいリーグだ。今は多くの外国人監督がMLSで指揮している。個人的にもあそこでプレーできたことは幸運だったね」

「ゴールドカップでアメリカ代表が何をしたか見ていたよ。今ではユベントス、バルセロナ、チェルシーなど世界最高のクラブで多くのアメリカ人がプレーしている。それは彼らの可能性を物語っているよ」

「すべてのチームを見ているけれど、特にニューヨーク・シティが大好きだね。あそこでの時間を楽しんだ。監督やチームメート、スタッフとうまくやっていた。素晴らしい人生経験で、個人的にも2人の子供はアメリカで生まれている。僕たちの生活の一部だよ」

 また、ピルロ氏はユベントスでの経験についても語っている。1年での解任となったが、自身のサッカー哲学を変えることはないと口にした。

「結果を残せなかったが、私はやり方を変えるつもりはない。後から試合を組み立て、ボールをキープして、できるかぎり早くボールを奪い返す。ただ、チームとして何ができるかは選手に依存するところが大きい。選手は監督よりもはるかに重要で、適応しなければいけないのは監督の方だと思っている」

「ユーベではたくさんのことを学んだ。監督として初めての経験で、準備期間はわずか1試合でシーズンを開始した。とても強烈だったね。すべてがあっという間に進み、3日ごとに試合があり、ファンはいない、リカバリーもできない、次の試合へのトレーニングも満足にできずプレーしていた。何か新しいことを試すのは難しく、何よりも回復作業が重要だった」
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