beacon

「名古屋はいい選手が揃っている」新助っ人シュヴィルツォクの89分千金弾で7年ぶり8強へ

このエントリーをはてなブックマークに追加

[8.18 天皇杯4回戦 名古屋1-0神戸 豊田ス]

 名古屋グランパスヴィッセル神戸を1-0で下し、7年ぶりとなるベスト8に進出した。

 今夏補強した助っ人FWが、出場3試合目でヒーローになった。名古屋はスコアレスの後半44分、カウンターからFW柿谷曜一朗が左サイドを勢いよく駆け上がるFW前田直輝に展開。前田はエリア内までドリブルで持ち上がると、グラウンダーのクロスを出す。これがファーサイドに詰めたFWシュヴィルツォクの右足にピタリと合った。

 シュヴィルツォクは今夏行われたEURO2020にポーランド代表の一員として出場。欧州クラブも獲得を目指した中で、得点力不足に悩む名古屋にやってきた。まだコンディションが万全ではないのか、名古屋デビューから公式戦3試合連続でベンチスタート。しかし15日の湘南戦でもポスト直撃のシュートを放つなど、ゴールの匂いを感じさせるプレーを続けていた。

 ポーランド代表FWは「得点取れたことは嬉しい。一番良かったことは次のラウンドに行けること。前の試合でもチャンスがあったけど決めきることができなかった。最初のゴールが欲しかったので良かった。名古屋はいい選手が揃っている。今日のゴールはみんなのおかげだと思っている」と喜びを語った。

 一方のMFアンドレス・イニエスタが不在だった神戸だが、若手選手が奮闘。しかし最後まで得点を奪うことは出来なかった。終盤にはDF菊池流帆のミドルがポストを直撃。試合内容では名古屋と互角の戦いを演じたが、ワンチャンスを決めきられた。19年度大会を制した神戸だが、今年は4回戦で姿を消すことになった。
●第101回天皇杯特集ページ

TOP