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インハイ女子は3試合連続1-0の藤枝順心が冬夏連覇に王手。神村学園は九州勢で初の決勝進出!

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 令和3年度全国高校総体(インターハイ)「輝け君の汗と涙 北信越総体2021」女子サッカー競技(福井)は21日、準決勝を行い、藤枝順心高(東海1、静岡)と神村学園高(九州2、鹿児島)が決勝へ進出した。

 昨冬の全日本女子選手権優勝校の藤枝順心は、準決勝で初出場の帝京長岡高(北信越、新潟)と対戦。序盤から押し気味に試合を進めた藤枝順心は前半9分、1年生FW久保田真生が右サイドからのミドルシュートを突き刺して先制する。

 帝京長岡は巧みなボールさばきを見せるMF阿部琉亜海(1年)中心に反撃。後半は敵陣で攻める時間帯も増やしたが、GK小野未織(3年)中心に堅い藤枝順心相手になかなか決定打を放つことができない。逆に藤枝順心はFW高岡澪(1年)やMF窓岩日菜(3年)、久保田のキープ力を活かして押し返し、2点目のチャンスも。追加点こそ奪えなかったが、3試合連続となる1-0で勝ち、17年大会以来となる決勝進出を果たした。

 インターハイでは初となる優勝を狙う神村学園は、昨年度全日本女子選手権準優勝校・作陽高(中国、岡山)と対戦。相手CB森宙舞(3年)らに攻撃を跳ね返されていた神村学園だが、29分にテンポの良いパス交換からMF愛川陽菜主将(3年)が右足シュートをゴール左隅へ沈めて先制する。

 作陽はFW鈴木優莉奈(3年)のスピードを活用して反撃。セットプレーも交えて同点を目指した。だが、神村学園は技術力高い愛川を中心としたパスワークやカウンターでチャンスを作り返す。そして後半17分、MF三冨りりか(1年)の展開から右のMF黒岩沙羽(1年)がミドルシュートを決めて2-0。タイトな守備で相手の反撃を封じた神村学園が九州勢初の決勝進出を決めている。

 決勝は22日に行われ、藤枝順心が勝てば16年以来2回目、神村学園が勝てば18年大会の常盤木学園高(宮城)、前回19年大会の十文字高(東京)に続いて初優勝となる。

【準決勝】
(8月21日)
[日東シンコースタジアム丸岡サッカー場]
帝京長岡高 0-1 藤枝順心高
[藤]久保田真生(9分)

[三国運動公園陸上競技場]
神村学園高 2-0 作陽高
[神]愛川陽菜(29分)、黒岩沙羽(52分)
●【特設】高校総体2021

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