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湘南に先制許すも…清水は鈴木唯人の“剛”ドリブル“柔”ループ弾で痛み分けドロー

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[8.21 J1第25節 湘南1-1清水 レモンS]

 J1リーグは21日に第25節を行った。湘南ベルマーレ清水エスパルスの対戦は、1-1のドローに終わった。

 ともに白星から遠ざかっている2チーム。湘南は5連敗、清水は2敗2分と苦しい状況が続く。湘南は3-4-2-1の布陣を敷き、清水は4-4-2の布陣。清水は新加入のMFベンジャミン・コロリがリーグ戦初出場となった。

 互いにチャンスを作った両者。清水はFWチアゴ・サンタナやコロリがミドルシュートでゴールを狙うが、湘南GK谷晃生に阻まれる。一方、湘南も素早いサイド攻撃から決定機を生むが、清水GK権田修一にセーブされた。

 均衡が破れたのは前半30分。湘南はじりじりと前線に進むと、右サイドからMF古林将太がアーリークロスを飛ばす。PA内のFWウェリントンが抜群の空中戦の強さを発揮し、ヘディングシュートを叩き込んだ。

 先制を許した清水だが、前半終了間際に追いつく。中盤でパスを受けたFW鈴木唯人が一気にドリブルで加速。相手のマーク2枚を強引にはがし、PA右まで運ぶと、飛び出したGKをかわすようなループシュートを放つ。“剛”のドリブルから“柔”の鮮やかなシュートで、19歳FWが同点ゴールを挙げた。

 前半を1-1で折り返すと、後半も両者は攻勢を強める。湘南は後半23分、MF田中聡が左足ミドルを放つが、権田のスーパーセーブに遭う。直後にもウェリントンが再びヘディングシュート。しかし、またしても権田の壁に防がれた。

 試合はそのまま終了し、1-1のドロー。湘南の5連敗はストップし、清水は2試合ぶりに勝ち点を手にした。

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