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[全中]別格!決勝2発で大会10得点!!神村学園MF名和田我空、インハイ得点王福田師王や大迫塁とプレーする来季は「楽しみ」

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MF名和田我空は今大会10得点を決めて得点王に輝いた

[8.23 全中決勝 神村学園中2-2(PK4-2)青森山田中 JITス]

 自らに課していたミッションを難なくクリアした。準決勝までの4試合で2度のハットトリックを含む8得点を決めていた神村学園中(鹿児島)の主将MF名和田我空(3年)は、「2点取ったら10点。2点以上は絶対に取ろう」と決めて決勝のピッチに立っていた。

 するとまずは前半17分、MF大成健人(3年)のスルーパスでゴール前に侵入。左足で流し込んで先制点を奪うと、同点とされた直後の同25分にはMF金城蓮央のシュートの跳ね返りを押し込んで決定力の高さを示す。有言実行の2ゴール。PK戦でも先攻の一人目でしっかりと成功させるなど、精神的にもチームを引っ張った。

「『俺たちの分も頑張って』と言ってくれたこれまでの対戦チームの分もそうですし、大会を開いてくれた人たちに感謝して戦っていました。感謝の気持ちが全国優勝に繋がったと思います」

 神村学園高に進学する来シーズンへの期待が高まっている。2学年上には今夏のインターハイ得点王のFW福田師王にMF大迫塁と超高校級の選手が在学。世代別代表に名を連ねる3選手が作るトライアングルは、高校サッカー界の話題をリードすることになりそうだ。

 当然、名和田も意識を十分にする。ただ「塁さん、師王さんは練習を見ていてもお手本になるプレーヤー」とするが、「一緒にプレーできることは楽しみですが、ライバルなので、2人にも負けないくらい活躍したい」と負けず嫌いの一面ものぞかせる。

「目標としている選手は近い選手だと師王さんを目標にしているんですが、勝負どころで決められるレバンドフスキ選手のようになって、海外で活躍できる選手になっていきたいと思います」

(取材・文 児玉幸洋)
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