2021年夏の移籍市場で、パリSGへの完全移籍を決断したリオネル・メッシ。

　バルセロナとの契約交渉が破談し、PSGの一員となったアルゼンチン人スター選手がブラウグラナではないユニフォームに袖を通す姿に慣れるまでには少し時間が掛かるかもしれない。

　しかし、長年過ごしたバルセロナから離れた今、注目はいつメッシがPSGデビューを飾るのかに変わっている。今回、『Goal』ではメッシの新天地デビュー時期に関する情報を紹介する。

　メッシが初めてPSGのユニフォームを着てピッチに立つのは、2021年8月29日(日)の敵地でのランス戦か、インターナショナルブレイク明け初戦となる9月12日に本拠地パルク・デ・プランスで行われるクレルモン戦になる可能性が高い。

　リーグ・アン2021-22シーズンが8月6日に開幕した中、10日にPSG加入が発表されたメッシはチームに合流し、チームメイトともにトレーニングに励んでいる。しかし、アルゼンチン人選手はリーグ・アンデビューまでに時間を要している。

　アルゼンチン代表として出場したコパ・アメリカでトロフィーを掲げた後、数週間のオフに入っていたため、加入後に行われた14日のストラスブール戦には間に合わず、ミニ・プレシーズンを送る。その後、20日のブレスト戦でもピッチはおろか、ベンチ入りすら果たさず、試合でプレーできるコンディションに回復するまでに時間を要している。

　入団会見時のメッシは、初めてPSGのユニフォームを着る時期について以下のようにと話している。

「デビューがいつになるのかわからない。休暇から戻ったばかりで、1か月間休んでいた。だから、いつピッチに戻れるのかは正直わからない。昨日、コーチとスタッフに会った。おそらく、何かしらの準備やトレーニングを開始する必要があり、準備ができたときにプレーすることになる。すべては準備、トレーニング、僕自身のフィーリング次第だけど、スタッフが僕の準備が整ったと感じたとき、僕はたくさんの願いとともにスタートを切ることになる」

　しかし、スペイン『アス』によると、ホームスタジアムに詰めかけて満員のファンの前で最初の試合をプレーするために、メッシのデビューは9月12日まで後ろ倒しされる可能性があるようだ。

　PSG指揮官のマウリシオ・ポチェッティーノは、加入したメッシの状態について詳しく説明している。

「本日はレオにとって2度目のトレーニングセッションで、コパ決勝後から1カ月が経った。彼のフィーリングを確認してから、デビューすることができると考えている」

「みんなが目にしたように、レオはこの数日間最高の歓迎を受けた。彼は特別な選手で、我々は選手たちの声に耳を傾けるスタッフであり、彼に必要なものと彼の準備が整う時期を明確にするために彼と話をすることになる」

「私はいつも彼と楽しい時間を過ごしてきた。エスパニョールとバルセロナのライバル関係は周知されているが、常に彼との時間を楽しんできた。彼はハッピーだ。我々はそう感じることができる。私たちはニューウェルズ・オールド・ボーイズという共通のバックグラウンドを有している」

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