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「監督のところへ絶対にいこうと」…激震から2日、C大阪小菊新監督に捧げた決勝弾

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歓喜の輪をつくるC大阪

[8.28 J1第27節 G大阪0-1C大阪 パナスタ]

 小菊昭雄監督の初陣となったセレッソ大阪が大阪ダービーを制した。DF松田陸の今季初ゴールが、値千金の決勝点となった。

 0-0で迎えた後半6分だ。左サイドからカットインしたDF丸橋祐介がFWアダム・タガートに預けてリターンを受けると、マイナス方向にラストパス。松田は「ファーストタッチして、思い切り振り抜こうと思っていた」とPA手前から右足を一閃。低い弾道のシュートはGK東口順昭の手を弾いて右ポストを叩き、ネットを揺らした。

 松田は得点後、真っ先に小菊監督の元へと駆け寄り、チームメイト、スタッフとともに歓喜の輪を作った。これが今季初ゴールだったが、「俺が決めてやろうと思っていた。監督のところへ絶対にいこうと思っていました」と笑顔で言い切った。

 これについては小菊監督も「ああいう瞬間を選手たちと味わえることは私の人生に取っても忘れられない瞬間。初陣でしっかりガンバに勝ったことを含めて、素晴らしい1日になりました」と喜びをにじませ、「選手たちが少ない準備期間でこの試合に向けて全員で取り組んでくれたことに感謝しています」と目を細めた。

 26日にレヴィー・クルピ監督の契約解除、小菊コーチの新監督就任が発表された。激震からわずか2日だったが、松田は「(小菊監督は)ずっとコーチとして関わってくれていたし、ここで監督交代というのも意味ある監督交代だったと思うので、初戦で絶対に勝とうという気持ちでみんなやっていた。その気持ちがきょうの試合に表れたと思う」と力を込めた。

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