beacon

横浜FM、開幕川崎F戦以来の完封負け「自分たちのミスから…」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[8.28 J1第27節 横浜FM 0-2 鹿島 日産ス]

 序盤と終盤にそれぞれ得点機に繋がる攻撃を見せたが、最後までゴールは遠かった。横浜F・マリノスはこの日、鹿島アントラーズに0-2で完敗し、開幕節・川崎F戦以来のクリーンシート負けで無敗が13試合でストップ。首位との勝ち点差が4に広がった。

 試合後のオンライン取材に出席した指揮官と選手が口を揃えたのは、前半15分に喫した失点の重みだった。鹿島GK沖悠哉のロングボールに対してDF和田拓也、DF畠中槙之輔が目測を誤って競り切れず、抜け出したMF土居聖真のクロスをMF荒木遼太郎にヘディングで叩き込まれた形。鹿島が序盤からロングボールを狙ってきていたのは明らかだっただけに、悔やまれる対応だった。

 この場面について、就任後初黒星となったケヴィン・マスカット監督が「自分たちのミスから相手にボールをどうぞと渡してしまったようなゴールだった」と振り返れば、FW仲川輝人は「軽い失点をしてしまったことでブロックを敷かれてしまった。鹿島に対して先制点を取られるとなかなか難しい」と厳しい表情。MF天野純も「イージーな形で失点してしまうと難しくなる」と悔やんだ。

 もっとも、攻撃的なスタイルで2019年のJ1制覇を果たした横浜FMにとって、1失点は織り込み済み。それでも仲川は相手が鹿島だっただけに「先制点だけ取られないようにしていた。取られたものはしょうがないが、一発で失点してしまうと自分たちの攻撃の仕方も変わってきてしまう。そういったところは修正しないといけない」と後悔が口をついた。。

 その一方、攻撃が停滞した時間帯の戦いぶりについては自らにも矢印を向けた。

「攻撃では回しているだけになっちゃってたのもあるし、縦パスを入れられなかったのも試合をやっていて感じるところだった。鹿島さんがしっかり中を閉じて、外に外にとやってきたのは当然だが、それでも無理矢理縦につけるというか、中央を崩していくのは打開として大事だった。外を回しているだけじゃ崩れない。そういったところをもっと自分たちが力をつけていかないといけない」。

 改善への思いは天野も同じだ。「サイドにボールが入った時にもうちょっと僕やマルコス(・ジュニオール)、キー坊(MF喜田拓也)がポケットのところ、ハーフウェーにポジションを取れればよかったが、そこまで行けずにサイドの選手を難しい状況にしてしまった」。そう振り返った背番号14は自らのポジショニングについて「そこまで間に合っていなかったし、そこは自分自身の課題だと思う」と振り返った。

(取材・文 竹内達也)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2021シーズンJリーグ特集ページ
●“初月無料”DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!

TOP