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復帰後初のフル出場、柏MF戸嶋祥郎に指揮官も称賛「いい意味で期待を裏切ってくれた」

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先制点につながるボレーシュートは「ミートすることを考えた」

[8.29 J1第27節 柏2-1横浜FC 三協F柏]

 左脛腓骨骨折の重症から9か月ぶりにピッチに戻ってから2か月、柏レイソルのMF戸嶋祥郎は横浜FC戦で復帰後初のフル出場を果たし、「90分出られたのは、どんな形でもよかった」と安堵の表情を浮かべた。

 ネルシーニョ監督からは途中交代、途中出場が続いていることに対して、「この現状を心配しなくていい。60分、70分でいいから出し切ってほしい」と言われていたという。「90分通して戦える選手が出るべきだと思う」というジレンマを抱えながらも、与えられたチャンスで懸命にプレーした。

「球際のところでもう一歩、二歩いけるのではないか」と指揮官から発破をかけられていた中で、球際で激しさを見せていた横浜FCとの一戦でも好プレーを披露。走行距離は両チーム合わせて最多となる11.513kmを記録した。「いい意味で期待を裏切ってくれた」とネルシーニョ監督もこの日のパフォーマンスには目を細めていた。

 先制点の場面は、敵陣での戸嶋のパスカットからスタート。右サイドを走るMFクリスティアーノに出すと、クロスは横浜FCの守備陣に跳ね返されるが、クリアボールをダイレクトでミートさせる。軌道上にいたFW瀬川祐輔に当たってゴールし、背番号28にアシストもついたが、「シュートを打つのがベストだったと反省している」と、ゴールに直結するプレーを選択できなかったことを自省する。

 それでも「まだまだですけど、自分の理想に近いプレーは増えてきた」と、戸嶋はプレーへの自信をのぞかせた。

(取材・文 奥山典幸)
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